「マッシュル-MASHLE-」THE STAGEが7月4日 東京国際フォーラム ホールCにて堂々と開幕しました!今回はゲネプロと初日会見の様子をお伝えします。
※以下ネタバレを含みますので、ご注意ください。
筋肉×魔法×シュークリーム!アブノーマルファンタジーの世界へようこそ
「マッシュル-MASHLE-」は甲本一による人気コミック。魔法界を舞台に繰り広げられる個性豊かなキャラクターたちの友情や戦いを描き、ギャグ要素もふんだんに散りばめられています。そんな原作が舞台でどう表現されるのでしょうか。
主人公のマッシュ・バーンデッドは、じいちゃん(レグロ・バーンデッド)と2人で幸せに暮らしていました。
しかしある日、魔法警察のブラッド・コールマンがじいちゃんの前に現れます。その目的はマッシュを捕まえること。この世界では「魔法を使えることが当たり前」の世界。魔法が使えない者は犯罪者とされていました。
魔法を使いじいちゃんを追い詰め、どうにかマッシュを捕まえようとするブラッド。
そのとき目の前には信じられない光景が広がっていて……そう。魔法の使えないマッシュがブラッドを追い詰めていました。
じいちゃんは魔法が使えないマッシュに筋トレをするようにいつも言っていました。そのおかげで、マッシュには魔法に対抗するだけの力が備わったのです。
マッシュを気に入ったブラッドは取引を持ちかけます。
それは魔法学校へ行き、神に選ばれし者として崇める“神覚者”に選ばれること。そうすれば今後は捕まえることはしないと。
それを聞いたマッシュは魔法学校へ行くことになりました。入学したマッシュには友達との出会いやライバルとの戦いが……
果たしてマッシュに待ち受けるものとは!?
個性豊かなキャラクターとの出会い
本作の主人公マッシュ・バーンデッドを演じるのは赤澤遼太郎さん!
並々ならぬ筋力で魔法に立ち向かいます。そんなマッシュの制服の内ポケットにはシュークリーム。マッシュには欠かせないアイテムです。
最初にマッシュと出会い、友達になったのはフィン・エイムズ。気弱な性格なものの、心優しいフィンを広井雄士さんが務めます。
マッシュの自称将来のお嫁さんレモン・アーヴィン。ちょっと妄想がすごいレモンを演じるのは河内美里さんです。
マッシュの前に突然立ちはだかり勝負を挑むランス・クラウンを石川凌雅さんが務めます。彼が“神覚者”を目指すのにはとある理由があり……。
寮合同課外授業の試練でマッシュたちの前に現れるのが、女の子には免疫がない硬派なドット・バレット。友達がピンチなときは自分を犠牲にしてでも立ち向かう熱い男を山田ジェームス武さんが演じます。
この4人はマッシュと同じアドラ寮に所属しています。
今回の敵となるのがレアン寮。その中でも優秀な7人が七魔牙(マギア・ルプス)と呼ばれています。
リーダーであるアベル・ウォーカーも“神覚者”を目指していて、かなり手強い相手。常に人形を手にしているアベルを演じるのは笹森裕貴さんです。
七魔牙の1人、アビス・レイザーを演じるのは京典和玖さん。アビスの前にいくと何やら魔法が使えなくなるようで……
その他の七魔牙のメンバーを、中原弘貴さんがワース・マドル、花奈 澪さんがラブ・キュートを務めます。
ほかにも見逃せない個性派キャラがいます!
魔法学校の校長、ウォールバーグ・バイガンを岡 幸二郎さん。
フィンと似たような髪の毛をもつレイン・エイムズを佐々木喜英さんが演じます。
絶対に目を離すな!圧巻の戦闘シーン
見逃せないのがアクションシーン。後ろのスクリーンを使った魔法の演出は圧巻です!
さらに今回の劇で今までにないのがマッスルズ。マッシュの筋肉であるケビン、マイク、トム、キム、ヤマダが魔法に立ち向かいます!
キャストが語る意気込みや見せ場!初日会見の様子をお届け
同日に初日会見が行われました。登壇したのは、演出:伊藤今人氏(梅棒/ゲキバカ)、マッシュ・バーンデッド役:赤澤遼太郎さん、フィン・エイムズ役:広井雄士さん、ランス・クラウン役:石川凌雅さん、ドット・バレット役:山田ジェームス武さん、レモン・アーヴィン役:河内美里さん、 アベル・ウォーカー役:笹森裕貴さんの7名。
衣裳に身に包んだキャスト、演出・伊藤今人氏から本作の見どころや意気込みが語られました。
お気に入りのシーンや見せ場、こだわりのポイントを教えてください。
マッシュ・バーンデッド役:赤澤遼太郎さん「各々のキャストのシーンはもちろんなんですけど、今回魔法表現とかがすごく重要になっていて。割と映像を使わないところもあったりして、人間のマンパワーでやってるところがすごく今回の舞台の魅力なんじゃないかなと思っています。アンサンブルさんだったりとか、それこそ今回マッスルズさん、マッシュの筋肉の妖精的な立ち位置でいてくださっているんですけど、そのみんなの表現、人間の力だからこそできる表現がすごく魅力なんじゃないかなと思っています。」
演出・伊藤今人氏「真面目に語っていく!!(笑)」
マッシュ・バーンデッド役:赤澤遼太郎さん「申し訳ない!(笑)」
フィン・エイムズ役:広井雄士さん「そうですね、僕もちょっと真面目に(笑)全体を通してダンスや歌が本当にたくさんあふれていて、「マッシュル-MASHLE-」THE STAGEではあるけれどれも、マッシュル・ザ・ミュージカルといっても過言ではないほど、ダンスや歌に注目してみていただきたいなと思っています。」
ランス・クラウン役:石川凌雅さん「物語の後半に差し掛かるところの、寮同士の対決、大きな対決のシーンがあるんですけれども、そこがやっぱり全キャスト、もちろん対戦していないキャストもいるんですけど、物語のすごく大きな見どころになっています。そしてなかでもマッシュの舞台表現というか、攻撃を繰り出すときのマッスルズとの連携のステージでの見せ方というのは、すごく迫力もありますし、とても目で追いたくなるような演出なのでぜひそこも注目して見てもらえたらと思っています。」
ドット・バレット役:山田ジェームス武さん「はい。どなたが演じているのかわかんないんですけど、ドット・バレット役の子がすごくいいなって思って。」
他のキャスト『あなたね!あなたよ!今、フル扮装だから!』
ドット・バレット役:山田ジェームス武さん「いや、もうわかんないのよどっちか。(笑)ボケていいのかダメなのか」
マッシュ・バーンデッド役:赤澤遼太郎さん「ありがとうございます、ボケていただいて(笑)」
ドット・バレット役:山田ジェームス武さん「実際のところ、ほかの舞台とかだと歌とかダンスっていうのは、心情とかいろいろ表されたりはしているんですけど、少し分離している部分があって。お客さんに魅せるっていうのがすごく多かったんですけど。今回は完全に世界観をダンスとか魔法とかリアクションだったり織り交ぜているので、めちゃくちゃすごく見応えのある部分だと思っています。以上です!」
他のキャスト:『いぇい!おーいぇい!』
レモン・アーヴィン役:河内美里さん「本当に幕が開いた瞬間から、マシュステの世界を作り出すような照明だったり、音楽だったり、一気に始まった瞬間にお客さんが引き込まれるような演出になっていて、最初から最後まで「飽きちゃうな」みたいなことなく、ずっと魔法の世界、魔法と筋肉の世界にどっぷりと浸かることができるのがこの作品の魅力だなと思っていて。人間の持てる力をすべて出し切って、いろんなものが詰まったエンタメになっているのが、すごいこの作品の良いところだなと思っています。」
アベル・ウォーカー役:笹森裕貴さん「全体的な良いところは皆さんがおっしゃってくださったので、個人的にはアベルの最強の呪文の「ハームパペット」を。」
他のキャスト『あれ、凄いよね~!びっくりした!』
アベル・ウォーカー役:笹森裕貴さん「僕も場当たりで初めて本物を拝見したんですけど、とても迫力があって、本当は俺も見たいくらいすごい。」
他のキャスト『自分が出してるのに(笑)』
アベル・ウォーカー役:笹森裕貴さん「手とかも動かして下さる方もいらっしゃったりして、全員で一丸となってつくるとはこういうことなんだと改めて演劇の力を感じさせていただきましたし、そこの一員になって舞台に立つことが誇りに思いますし、楽しみにしています。」
「マシュステ」の「アブノーマル魔法ファンタジー」という独特の世界を舞台で具現化するにあたっての見どころを教えてください。
演出・伊藤今人氏「魔法使いが当たり前の世界で、魔法が使えないマッシュが打開していくっていうテーマがですね。私事になるんですけど、ダンス表現で演劇界で戦ってきたっていう自分に重なるところがありまして。
そういう縁もあって自分に演出がきたのかなと思いつつ。自分が今まで、活動表現の中で出会ってきたある意味、固有の武器で業界の中で戦ってきたスタッフの方々をまず集めたんですよ。それがすごく上手くいって、いいスタッフが集まったな、これもう半分満足だなみたいな感じの気持ちでいたら、まさかこんな素敵なキャストが揃うなんて僕思ってませんで、これお世辞抜きで言ってますけど。
あ、こんな素敵なキャストも揃っちゃうんだと稽古の時に実感しまして。本当にいろんな奇跡が揃ってこの座組ができあがっています。
なので、演出的な観点でいうとさっき言ってくれた人もいますけど、魔法の表現だったり、その中での筋肉の表現っていうのが、各々のスタッフ、クリエイティブスタッフが自分の武器を存分に発揮して、舞台化にあたってクリエーションしてくれたので、その表現っていうのを楽しみにしてほしいです。
あまり普通の演劇にはない表現方法なので、やること、実現することがとっても難しかったと思うんですが、それをキャストが体現してくれてるんですよね。それが本当にありがたいですし、双方がかみ合って本当にこれまでにない演劇ができたなと自信を持って言えるので、そこを注目してほしいです!よろしくお願いします!
ドット・バレット役:山田ジェームス武さん「真面目に話していく~」
他のキャスト『(笑)』
演出・伊藤今人氏「真面目な内容をちょけて話していく~」
一言ずつメッセージをお願いいたします!
演出・伊藤今人氏「ちょうど本誌の方で連載が終了しまして、そしてアニメの一期も終了した流れで、その直後にこの国際フォーラムっていう大きな場所で舞台化して、初日を迎えるっていうのが本当にタイミング的にも奇跡だと思っているんです。
その奇跡に相応しい内容になっていると思いますし、きっと演劇とか2.5次元とかってこういう感じだろうなっていう既成概念をお持ちのお客様も、そういった概念をグーパンでぶっ壊されるような本当に新しいエンターテインメントがお届けできると確信していますので、ぜひ劇場に来てご覧になっていただければと思います。よろしくお願いします。」
アベル・ウォーカー役:笹森裕貴さん「稽古の段階からこれは本当に面白くなるなという確信があって。そこに自分の力もしっかりと出して、いい作品になるように努めてまいりました。僕自身、初日を迎えるにあたってドキドキよりもワクワクの方がこんなにも勝る舞台は初めてです。役者一同しっかりと努めてまいりますので、最後までどうかよろしくお願いします。」
レモン・アーヴィン役:河内美里さん「本当に稽古の段階からこれはもう絶対面白いし。舞台が好きな方にも、アニメが好きな方にもどっちもまだ見たことないよって方にも、いろんな方に楽しんでもらえる作品になっているなっていうのを実感しながら稽古してきて。本当にキャスト一人一人から発されるエネルギーとか、演出とかいろんなものが合わさって本当に素敵なものができあがっていると思うので、私もその中の一員としてしっかり千穐楽まで頑張りたいと思いますので、ぜひみなさま劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。」
ドット・バレット役:山田ジェームス武さん「私事なんですけど、普段他の役者とかにどの作品やっていてもスケジュールとかちょっと厳しいだろうなと思ってあんま誘えなかったんですよ。でも今回マジで面白くて、「とにかく時間つくってくれ」、「マジで観にきてくれ」って言えるぐらい役者に対しても観に来てほしいっていう熱を伝えられるぐらいに本当に自分たちでつくっていてすごく楽しくて。
なので、やっぱり僕たちとしては 一番嬉しいのは実際に観劇していただくことなので、たくさんの人にこの作品を見てもらって元気になってもらって。で、また「明日見に行っちゃおうかな」っていう気持ちになってくれたらめちゃくちゃ嬉しいんで、たくさんの人に見てもらえたらいいなって思っております。」
ランス・クラウン役:石川凌雅さん「あらゆるエンタメの要素がつまったマシュステ。筋肉と魔法の世界をじっくり体感してください。グラビオル!!」
他のキャスト:『おおー急になんだ(笑)』
ランス・クラウン役:石川凌雅さん「重力魔法いれちゃいました。」
フィン・エイムズ役:広井雄士さん「本当に僕原作のマッシュルが元々大好きで、その世界観が舞台上で表現されるとこんなに大きいパワーになるんだなっていうのを稽古、そして場当たりで、そして本番を迎えるにあたって日に日に、その感情が高まっていて。その感情をお客様にも、少しでも多くのお客様に見ていただきたいなと心から思っております。」
マッシュ・バーンデッド役:赤澤遼太郎さん「この作品の稽古が始まるときの、本読みの段階ですごく感じたことがあって。めちゃめちゃ熱い本読みというか顔合わせだったんですよね。各々がこの人と仕事したいとかそういういろんな縁がすごく固く結びあって集結したんだなって思って。
稽古期間中もその思いが一人一人途切れることなく、より上に上にいいものをつくろうって同じ方向を向いてみんなで一丸となってきたので、早くお客様に届けたい想いでいっぱいですし。
キャストだけじゃなくてスタッフさんのさまざまな細かいところに対する愛、原作愛、リスペクト、いろんなもののクオリティがすごいので、ぜひぜひこれを劇場で一緒に体感してもらえればいいなと思います。
本当に何回見ても面白い舞台ですし、目が足りないというか、今日は誰を見ようとか、明日はこの人に注目しようとか、細かいところまで楽しんでいただけると嬉しいです。ぜひぜひ劇場に観に来てください。劇場で待ってます!」
あ、痛い。(机にぶつかる)
他のキャスト:『壊さないで? 力が強いから(笑)』
マッシュ・バーンデッド役:赤澤遼太郎さん「(最後)決めたのに…(笑)グーパンで頑張ります!」
終始笑いの絶えない会見で、チームワークも最高でした!このキャストだからできるマシュステをぜひ会場でお楽しみください!
ライブ配信決定!スケジュール・チケット情報
●東京公演
2023. 7.4(火)~7.11(火)
東京国際フォーラム ホールC
●兵庫公演
2023. 7.15(土)~7.17(月・祝)
AiiA 2.5 Theater Kobe
一般発売は受付中。ただ先着なので早めにゲットしましょう!
●配信情報
2023年7月17日(月・祝)12:30公演 / 18:00千秋楽公演
各3,800円(税込)※見逃し配信付
U-NEXTにて独占ライブ配信が決定し、現在チケットが販売中です。どうしても会場まで行けない方はライブ配信で楽しみましょう!
公演概要
タイトル 「マッシュル-MASHLE-」THE STAGE
公演日程・劇場
【東京】2023年7月4日(火)~7月11日(火)東京国際フォーラム ホールC
【兵庫】2023年7月15日(土)~7月17日(月・祝)AiiA 2.5 Theater Kobe
原作
「マッシュル-MASHLE-」甲本 一(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
総合演出
松崎史也
演出
伊藤今人(梅棒/ゲキバカ)
脚本
亀田真二郎
作詞
三ツ矢雄二
音楽
伊 真吾(OVERCOME MUSIC)
振付
梅棒(野田裕貴・多和田任益)/えりなっち
キャスト
マッシュ・バーンデッド 赤澤遼太郎
フィン・エイムズ 広井雄士
ランス・クラウン 石川凌雅
ドット・バレット 山田ジェームス武
レモン・アーヴィン 河内美里
アベル・ウォーカー 笹森裕貴
アビス・レイザー 京典和玖
ワース・マドル 中原弘貴
ラブ・キュート 花奈 澪
レグロ・バーンデッド ウチクリ内倉
ブラッド・コールマン 澤田拓郎
レイン・エイムズ 佐々木喜英
ウォールバーグ・バイガン 岡 幸二郎
アンサンブル 梅津大輝 山咲和也 武中隆之介 吉田時尋 竹井聖弥 速川大弥
マッスルズ ケビン ほか INFINITY TWIGGZ(FULLCAST RAISERZ)
マイク ほか YOUNG UGLYFATE(FULLCAST RAISERZ)
トム ほか GRIND(FULLCAST RAISERZ)
キム ほか KAPI(RAISERZ A.R.M.Y)
ヤマダ ほか YOUTA(RAISERZ A.R.M.Y)
チケット料金
東京公演︓S席(お見送り付き)12,500円/A席 10,500円
兵庫公演︓S席(お見送り付き)12,500円/A席 10,500円/カジュアルシート(立見券)9,500円(全席指定/税込)
■公式サイト https://mashle-stage.com/
■公式Twitter @mashle_stage
■公式YouTube @mashle-stage
■公式TikTok @mashle_stage
■公式略称 マシュステ
■公式ハッシュタグ #マシュステ
©甲本 一/集英社 ©「マッシュル-MASHLE-」THE STAGE製作委員会