今年も赤澤遼太郎さんが、自らの課題への挑戦と、やりたいことを凝縮してお届けする、年に一度の特別なステージ『赤澤記念公演』を2026年9月に開催されます。イケメン図鑑では、29歳記念公演を控える赤澤さんに特別インタビューを実施! 前編では、活躍が目覚ましい縦型ショートドラマを中心に直近の作品を振り返り。後編では、気になる29歳記念公演の詳細について、たっぷりお届けします。前編・後編ともにお楽しみください!
赤澤遼太郎さん 特別インタビュー・前編
御曹司から先生役まで―― ショートドラマで広がった新たな表現の可能性
2025年は縦型ショートドラマへの出演が相次ぎ、その作品の多くがランキングトップ入りを果たすなど、縦ドラ界のエースとなった赤澤さん。普段の舞台とは異なる役どころも多く、これまでにない魅力をファンに届けてくれました。 ショートドラマだからこそ得られた新たな発見や、今だから明かせる撮影の舞台裏を語っていただきました。
――2025年は縦型ショートドラマで大きな反響がありましたが、実際に挑戦してみていかがでしたか?
とても勉強になりましたね! 2025年の夏頃から縦型ショートだけで6本出演させていただいたのですが、スケジュールもなかなか大変な作品が多くて、合宿のような濃密な時間を過ごしました!
舞台だと決まった日程で公演が行われるので、自分のなかのリズムが作りやすいんですけど、映像だと朝から晩まで撮影して、撮りきれないシーンは次の日に回すことがあるんです。1週間くらいで全部撮りきらなきゃいけない作品もあって集中力も切らせない状況…… その環境下でいかに自分のベストコンディションを持っていくのか、メンタル部分もかなり鍛えられました。
――縦型ドラマならではの画角や距離感などはいかがでしたか?
縦型以外にも地上波の連ドラも数本させていただき、カメラ前でのお芝居にはだいぶ慣れてきました。
そのなかで縦型の現場は同じ画角に何人もの人が収まらなきゃいけないことが多いので、立ち位置や距離の取り方は、横の映像や舞台にはない工夫をしていました。
あとは、どこかCMにも近いキャッチーなテンポ感も意識しました。実は、ご一緒した監督さんから「あえてツッコミどころを作っている」とお聞きしたんです。SNSでコメントをしてもらうために、あえてツッコミどころを入れておく。そうして多くの反応をもらうことで動画の評価が上がり、さらに拡散されていく…… というSNSの仕組みをうまく活用されているのには本当に驚きました。
舞台のときはこうした視点で考えることがあまりなかったので、縦型ドラマならではの仕掛けが新鮮で面白いなと感じました。

ーーそういった仕掛けもあったのですね。どんどん物語が展開されていくのも縦型ならではの魅力ですよね。
次から次へと場面が変わって、展開も変わって…… そのなかで自分の気持ちをいかにチューニングしていくのかが大変でしたね。僕以外も、特にヒロインの子とかはいじめられたり、喧嘩したり、感情の起伏のなかでどう役に入り込んでいくのかが勉強になりました。
全体的に会話がとても多いので、他のキャストさんやスタッフさんとのコミュニケーションを密に取るようにしましたね。
――財閥の御曹司や若社長など数々の役を演じられたと思いますが、役作りの部分はいかがでしたか?
演じてきた役が割とクールなキャラクターが多かったので、そこまで大げさに動くことは多くなかったんですけど、一辺倒にならないよう要所要所で「感情をこぼす」ことは意識していましたね。たとえば「ここは表情が崩れても面白いよな」という場面ではあえて少しオーバーに表現したり、目線や表情だったりでキャラクターの内面を伝えられるようにしていました。
御曹司とかのキャラクターだと、オーダーとして「ひたすらクールでイケメンでお願いします」と言われて、一切顔色を変えられないこともあったんです。そうなったときに「顔色を変えずに、他の何かで表現できないか」と常にチャレンジしていました。
それこそ過去に演じさせていただいた「マッシュル-MASHLE-」THE STAGEのマッシュに近いような役作りというか。マッシュも感情がバーッて出るタイプではないので、「どう演じたら彼が考えていることが、お客さんに伝わるか」というのを細かい部分まで試行錯誤していたので、その経験が今回の役作りにも活きたと思います。
――そういった工夫があったのですね。たくさんの台詞があったと思いますが、印象に残っている台詞はどれですか?
「頭まで豚なのは勘弁だ!」(『華麗なる変身後、クールな夫がデレデレに!』第10話)ですかね(笑) この台詞を女性に向けて言うんですけど「このご時世にコンプラ的に大丈夫かな?」とハラハラしつつも、日常では絶対に口にしない言葉だからこそ、フィクションならではの非日常感を味わえましたね!
ーー「お前は害虫だ。駆除する以外ない」(『いじめられっ子は社長夫人?!』第63話)も印象的でした。
それもすごいですよね!
中国系の翻訳作品は、日本の作家さんならあまり書かないような珍しいセリフを言えるのが、すごく新鮮で楽しかったです!
最初に台本を読んだときは、馴染みがなさすぎて「これ、どうやったらいいんだ!?」って思ったんですよ。でも、意外に声に出してみると楽しかったですね(笑)

――キュンキュンするシーンもたくさんありましたが、どれが一番キュンキュンしましたか?
『恥辱の教室(第32話)』の口移しのシーンですね。そもそもタイトル名が結構いかつい名前で、ストーリー自体もヒロインを脅して辱めるというなかなかの内容ではあるんですけど、その奥底にはちゃんと愛がある作品で。
そのなかで、解毒のためにヒロインに口移しで水を飲ませるシーンがあったんですけど、それはすごい新鮮でしたね。監督と「どうやったら水が良い感じに流れていくように見えるか」って、細かい見せ方までこだわったんです。
シーン自体はかなり強引にいくんですけど、監督も「その強引さが良いね!」って仰ってくださって。あとで自分でも映像を見たときに、これはすごいインパクトだなと圧倒されましたね。
――鷹司先生(恥辱の教室での赤澤さんの役名)かっこよかったです!
ありがとうございます! なんか一番やりがいがあったというか、難しい役だったので、すごい演じていて、楽しかったです。
なかなかファンの人もすごいびっくりしちゃった作品だったと思うんですけど、新しい姿を見せることができたのではないかなと! 2.5次元の作品やっていると、なかなかやらないようなアプローチのお芝居だったりとか、それこそベッドシーンだったり。それを経験できたのは役者として前に進むための、大きな糧になったなと思いますね。
――ベッドシーンでは、見事に鍛え上げられたお体も素敵でした。
あの期間はやたら脱ぐ機会多くて。ショートドラマだからこそ、よりインパクトが必要だと思って、台本にはなかったんですけど自分から脱いでみたこともありました。それを見た監督が「脱げるじゃん!」って、そこから脱ぐシーンも増えた気がします(笑)
作品によっては、めっちゃオイルを塗られて、「これ塗ってる感めっちゃ出ない?」って。映像を見たらやっぱ塗ってる感あるって思ってしまって、ちょっと恥ずかしかったです。
――映像を拝見しましたが、特に気にならなかったです!
あ、ほんとですか?ならよかったです! 現場ではスタッフさん達といろいろ工夫して挑んでいました!
――本当にどの作品も素敵でした!
嬉しいです! ショートドラマだとTikTokとかSNSで一気にいろんな人へ拡散されていくんですよね。ファンクラブでも「ショートドラマを観て好きになりました!」っていう方がたくさん増えてきて。そんなふうに広がっていくなんて想像もしてなかったので、「ショートドラマの影響ってすごいんだな」って思いました。僕が知らないところでバズるのは嬉しいですよね!
待望の第2弾 ミュージカル「コードギアス 反逆のルルーシュ 正道に准ずる騎士」2
ミュージカル「コードギアス 反逆のルルーシュ 正道に准ずる騎士」2にて、前作に引き続き枢木スザク役を続投。今回原作でも視聴者に強烈なインパクトを残した「血染めのユフィ回」が描かれ、好評を博しました。スザクの感情が大きく揺れた本作、赤澤さんはどのようにスザクと向き合ったのかお聞きしました。

――スザクにとっては辛い展開も多かったと思いますが、どのように役と向き合いましたか?
コードギアスに始まったことじゃないんですけど、精神的にかなりハードな役を任せていただくことが多くて…… MANKAI STAGE『A3!』の七尾太一とか、演劇調異譚「xxxHOLiC」のひまわりちゃん(九軒ひまわり)だったりとか。やらせていただくうちに、役との向き合い方が結構自分のなかで確立できてきたのもあって、今回のスザクも乗り越えられましたね。
それこそひまわりちゃんは関わる人が全員不幸になっちゃうっていうとんでもない能力者なので、役に入り込んでいくうちに自分もどんどん暗くなってしまうことも正直あったんです。「役に入り込めば込むほど良いものができるんだ!」っていうふうにそのときは思っていて……
でも、それって違うのかなってあるときに気づいて、ONとOFFというか、メリハリをつけるようにしたんです。舞台以外のところで自分の機嫌をいかに取るかっていう。
たとえば、カフェのモーニングで美味しい朝ご飯を食べて自分の心の機嫌を取ったうえで、劇場に向かうとか。稽古中や公演期間中ずっと役に入り込むのではなく、集中するタイミングでこうグッと集中する方が自分には合ってるなって思って!
だからスザクをやらせていただいたときも、もちろん舞台上では悲しい展開がありましたけど、終わった後は美味しいご飯を食べてリフレッシュしていましたね。
――前作と今作で変化した部分はありましたか?
それでいうと今作から西田(大輔)さんが演出を務められたので、殺陣やアクションがかなり増えましたね。しかも、西田さんの殺陣ってスピードが速いんですよ。西田さんが実際に30手くらい『ここはこう、次はこう……』というふうに、見本を見せてくださって、そのスピード感に必死に食らいついていました。それこそ小南(光司)くんは殺陣が上手なので相談したり、北村諒くんにコツを教わったりしながら、他のみなさんにも本当に助けられました。
アンサンブルのみんなの手数とかも凄まじくて、それに合わせるスタッフさん、SEとか照明の切り替えもとんでもない量だったんです。だけど、最後までこのカンパニーで「走り切るぞ!」っていう全員の士気が本当に高くて、最後まで走り切れましたね。
――前作に続きスザクを続投されたからこそ、役作りで意識したことはありましたか?
前作ではアニメでスザクを演じられている櫻井孝宏さんのお芝居を参考に創りあげていって、今作では参考にしつつも、より自分に馴染ませて表現しようと思っていました。
しかも、前作は「1」だったので、みんな身構えるじゃないですか? 「ギアスのミュージカルってどんな感じなんだろう?」って。受け入れてくれるのかという恐さがありました。だけど、今回はどちらかというと「(今作を)待ってくれている」というのを前提に演じられたので、いろいろとチャレンジできましたね。
あとは今回重い話が多かったので、物語の緩急がつくように学校のシーンとかの日常シーンをいかに軽い雰囲気でできるかをすごく考えていました。
――個人としても好きな作品なので、やはり最後の「ゼロ・レクイエム」まで観たいです!
ここまできたらやりたいですよね! 原作のストーリー原案・シリーズ構成を手掛ける大河内(一楼)さんとかも観に来てくださって、すごく喜んでくださいましたし、ギアス20周年の節目の年に今作を演じられたのも光栄だなと思っていて、今後もいろいろ大きく動いていければいいなって思います。
念願のシェイクスピア作品に出演中! ベテラン俳優と挑む舞台『リチャード三世』
以前からご本人が挑戦したいと望んでいたシェイクスピア作品に現在出演中! 聖なる悪の体現者”リチャード三世が降臨する世界で、冷徹な知略家でありながら人間性を捨てきれないバッキンガム公爵を演じます。

――実際に舞台に立ってみていかがですか?
初日が始まってから 1週間(インタビュー時)くらい経つんですけど、あっという間に過ぎていくなって! 「もうそんなに経つんだ」っていうくらい、ものすごく楽しくて充実しています。
でも最初に舞台に上がったときは大緊張だったんですよ…… ゲネプロとかもこんな緊張したことないくらいに本当にドキドキで。今まで自分がセリフを発するときに言葉がまとまらないっていう感覚がほぼなかったんです。正直どの作品でも緊張はするんですけど、今回はなかなかでしたね……
ゲネプロの最中も頭の中で「次に何を喋ったらいいんだろう」って。文章がどんどん脳の中でなんか一個一個単語で分解されていく感じっていうんですかね。そういうふわふわした感覚を味わいました。
――その緊張はどのように乗り越えられたのですか?
もう目の前のことに集中するしかなかったです。やっぱ緊張って自分のなかに戻ったりとか、自分を客観視するっていうモードになってたりすると思うので、それじゃダメだって思って。それこそ目の前にいる吉田羊さん演じるリチャードに集中するとか、目の前の人の一挙一動、言葉すべてに集中して緊張しないように意識を変えたんです。そうしたら、緊張をあまりしなくなりました。
でも先輩たちに聞いたんですよ、「緊張しますか?」って。やっぱみんな緊張するって言ってたので、ちょっと安心しました(笑)
――赤澤さんにとって特別な思い入れがある作品なんですね。
素敵な作品に出演させていただけるというのが本当に幸せですし、連日いろんな関係者や役者の仲間が観に来てくれて。すごく楽しんでもらえているようで、嬉しい声もいただけるので、安心はまだできないですけど、一つ前に進んでいるのかなと思います。
なによりも一流の人たちとこんな長い期間お芝居できるっていうのは本当に楽しくて! 公演中も稽古も贅沢だったんですけど、 本読みのときからもうめちゃめちゃ楽しかったんです。
どう楽しいかって言ったら、本読みの時点でシェイクスピアの長い物語が、驚くほど立体的に読み解かれていくんですよ! それが本当に楽しくて、みなさんやっぱりお上手だし、もう笑みがこぼれてしまって(笑)
稽古期間中も演出の森新太郎さんのオーダーにすぐ対応するし、「じゃあ次はこうしよう」と毎回違うことを持ち込まれるんです。その姿をやっぱ見られたのがめちゃめちゃありがたいなって思いましたね。
作品によっては、歌にダンスにやらなきゃいけないことがたくさんあるので、1シーンごとに1,2回しか稽古できないこともあるんですけど、今回は1シーンで5、 6回とか何回も何回も繰り返し稽古ができたおかげで、いろんなアプローチをチャレンジできました。そういう環境に入らせていただけたのが本当にありがたいことだなって思います。
吉田羊さんがInstagramに書いてくださったんですけど、森さんから愛のある1,000本ノックならぬ2,000本ノックを受けて演技の幅も広がりましたし、僕のことを諦めることなく、まっすぐに向き合ってくださったおかげだなと思いますし、森さんのおかげで舞台に立てているんだなと思います。いろんな方にもぜひ観ていただきたい作品ですね!
▽舞台『リチャード三世』上演中です!
https://stage.parco.jp/program/richard2026/
作品ごとに全く異なる「新しい一面」を魅せ、私たちを驚かせてくれる赤澤さん。
次はどんな一面を見せてくれるのか、その活躍に今後も目が離せません!
インタビュー後編は、気になる29歳記念公演についてお届けしますので、こちらもぜひお楽しみに♪
プロフィール

赤澤 遼太郎
Akazawa Ryotaro
1997年1月11日生
神奈川県出身
サイズ
身長: 173cm
趣 味
・アニメ ・漫画 ・舞台観劇
・スキューバダイビング ・犬の散歩
特 技
・動画編集 ・大阪弁
・野球(PL学園軟式野球)
・殺陣(日本刀・アクション殺陣・ヌンチャク)
2.5次元舞台「マッシュル-MASHLE-」や「コードギアス~反逆のルルーシュ」など多くの舞台で主演を務める。
出演した縦型ドラマでは軒並みランキングトップを獲得。
主演映画「アキはハルとご飯を食べたい」はシリーズ化するなど媒体を問わず人気を持つ。
声優の両親を持ち、透き通る高音の歌唱力と、原作ファンを納得させる演技力がある。
公式プロフィール:https://www.players-ag.com/akazawa
公式X:https://x.com/akazawa_taro
公式Instagram:https://www.instagram.com/akazawa_taro/
公式ファンクラブ:https://fanicon.net/fancommunities/4111
公式オンラインショップ:https://akazawashoten.stores.jp/

