TVアニメ「Opus.COLORs」の舞台化作品『パーセプションステージ「Opus.COLORs」』が、5月10日(金)に品川プリンスホテル クラブ eXにて開幕しました。公演に先立ち行われたゲネプロの様子をお届けします。
※以下ネタバレがありますので、ご注意ください。
没入型デジタル絵画『パーセプションアート』に青春をかける少年たちのストーリー
視覚、聴覚、嗅覚、触覚などの感覚にダイレクトに影響を与え、鑑賞者を作品世界に完全没入させることのできるデジタルアート、『パーセプションアート』。
舞台は幼馴染の和哉・ 響・純が幼い頃にパーセプションアートに魅了され、憧れるシーンから始まります。
会場全体がアートに包まれるような感覚に、世界観に没入していきます。
ーーそんなパーセプションアートが生まれておよそ10年。
パーセプションアーティストになることを夢見て永茜高校に入学した和哉は、年月を経て疎遠になってしまった響と再会します。
かつてのように仲良くなろうとする和哉ですが、響は関わってほしくない様子……
そんななか、『ステアケーサーコンクール』に挑むペア12人6組が発表されます。
パーセプションアートは実作業担当の『アーティスト』とプロデュース担当の『グレーダー』の2人1組のペア制で行われます。
和哉と響もそのうちのペアの1組に!
作業が始まっても距離はなかなか縮まりません……。
避けられるのは、グレーダーとアーティストという立場だから? それとも……
他のメンバーたちも、ペアごとに全く特色が異なります。仲の良い穏やかなペアもいれば、グレーダーとアーティストで上下関係ができてしまっているペア、そして、喧嘩ばかりでまとまらないペアも……。
和哉と響のペアや他のペアも、さまざまな壁にぶつかりながらも周囲の助けを借りながら、少しずつ仲を深めていきます。
しかし、学校の敷地内で、パーセプションアートのルールに抵触する落書き、『スクリブル』が発見されます。この犯人捜しに協力することになった和哉は、またも響と衝突してしまうことに……。
純も二人の仲をとりもどそうと、苦しみながらも奮闘します。
果たして犯人は誰なのか。そして響が抱えている想いとはーー。
どの客席からも楽しめる作品、この劇場でしか体感できない没入感!
ぜひ劇場でお確かめください!
囲み取材の様子をお届け!
ゲネプロの前には囲み取材も行われました。
<登壇者>
月見里 和哉:岸本勇太さん
多岐瀬 響:磯野亨さん
都築 純:結城伽寿也さん
本作・ご自身のキャラクターの見どころを教えてください
岸本さん:“没入型”というのを一つのテーマ・軸として稽古もしてきたのですが、劇場に入って場当たりをしてみて、この劇場ならではの没入型というのが見せられるのではないかなと思っています。稽古中にイメージを仕切れていなかった部分が場当たり2日間で見えてきたので、本番でチャレンジしながらみなさんを巻き込んでいけたらと思っています。
また、デジタルアートに関しても、劇場全体を巻き込んで一つのアートが出来上がっているので、そこもみなさんもアートの一つと思っていただいてもいいくらい没入型になっております!
磯野さん:全体の見どころは、やっぱり曲ですかね。原作でも使われている曲に、振り付けやパフォーマンスが加わったものを劇中にやらせていただくのですが、それぞれのペアの色が出ているので、その違いに注目していただけたらと思います。
多岐瀬 響としては、やっぱり最後に何年も抱えていた思いを吐き出すシーンがあるのですが、そこは自分としても一番気持ちが入るところでもありますし、注目してみていただけたらなと思います!
結城さん:お二人がおっしゃっていた通り、クラブeXならではで、円形でやらせていただくのですが、演出的にも客席を縦横無尽に全キャラクターたちが(客席に)ずっといるんじゃないというくらいいるんです。お客様がゼロ距離で僕らを感じられるという、普通の舞台にはない距離だと思いますし、僕自身も経験がないので、新感覚というか。
初日が始まってみないとどうなるかわからないという……
岸本さん:最後のピースはめてもらいましょう
結城さん:ほんとにその通りで、それで完成系だと実感すると思うので、油断のスキがないです!
そういった意味でも没入型だと思っていますし、あっという間に2時間終わると思いますので、みなさんに元気で帰っていただけるようがんばります!
稽古で苦労された点を教えてください
岸本さん:劇場が円形なのですが、稽古場はフラットなんですよね。大体の舞台は、劇場に近い状態に仮セットを組んでいただくのですが、今回は劇場に行ってから全てやったので、場当たりで初めて、「そうなんだ!」みたいに思うことがたくさんありました。
なので、そういう意味でも、本番の中でもこの作品は育っていくんじゃないかなと思っています。
結城さん:響なんて昨日、一昨日ずっと迷子になってました(笑)
磯野さん:そうなんです。この劇場を初めて使わせていただくのですが、裏動線がどこにいっていいかわからなくて、ずっとダッシュして、真逆に出ちゃったりとか(笑)
岸本さん:そういうのも円形ならではで、いろんなところから出てくるよ! っていうことですね(笑)
稽古場でのエピソードを教えてください
岸本さん:正直それぞれがやることが多かったので、みんなでわちゃわちゃする時間よりは、役者同士としての会話しかなかったかなというくらい濃密な時間だったなと。
磯野さん:それこそ夜遅くまで残って話したよね。
岸本さん:大体の形は作ってもらいつつ、その隙間を埋める部分は僕たち自身が提案をしたりもしたので、本当に作りあげていった期間だったなと。本当に戦ってました(笑)
結城さん:ムードメーカーでいったら颯希(北乃颯希)とか(川隅)美慎くんとかが盛り上げてくれてましたね。
本作の意気込みとお客様へのメッセージをお願いします
結城さん:僕ら自身も楽しみとドキドキが半々の状態ですが、お客様を隣で感じられるような距離感なので、かつお客様に楽しんでいただけるように一つひとつ言葉を丁寧に紡いでいけたらと思います。
また、シーン展開が結構早いので、お客様がお話しの迷子にならないように、丁寧にシーンとシーンのバトンをつなぐ意識を持ってしっかり最後までやり遂げたいと思っていますので、千秋楽まで応援よろしくお願いいたします。
磯野さん:僕自身、響の人生をしっかり演じられるようにがんばっていこうと思いますし、作品としてもご観劇いただいた皆様の心を彩って帰っていただけるような作品にしていきたいと思っています。最後までよろしくお願いいたします。
岸本さん:アートというとキラキラとした世界観のイメージもあると思いますが、それぞれの葛藤や過去の表現もパスステの魅力だと思いますので、キャスト一人ひとりが生身の人間でやる意味を感じながら、本作を届けられたらと思っております。
また、お客様が入ってみて「ここもっとこうできるな」ということが出てくると思いますので、そこはいい意味で柔軟に決めうちせず、作品をどんどん広げて行けたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
公演概要
公演名:パーセプションステージ「Opus.COLORs」
日程 :2024 年05 月10 日(金)〜5 月19 日(日) 劇場:品川プリンスホテル クラブeX
※アフターイベント実施公演
・5 月12 日(日)17:00 公演/お見送り会(全キャスト)
・5 月14 日(火)13:30 公演/パスステトーク会 メンバー:月見里 和哉(岸本勇太)、多岐瀬 響(磯野亨)、都築 純(結城伽寿也)、難波 道臣(柊木智貴)
・5 月14 日(火)18:30 公演/カーテンコール撮影会 カーテンコール中に撮影タイムを設けます。あなただけの思い出をお持ち帰りください。
・5 月15 日(水)13:30 公演:パスステトーク会 メンバー:灰島 伊織(松田昇大)、由羅 拓海(新納直)、斑鳩 杏寿(北乃颯希)、榊 知陽(松井健太)、由羅 大樹(上仁樹)
・5 月16 日(木)13:30 公演:パスステトーク会 メンバー:御来屋 楓(瀬川拓人)、桐乃江 麻秀(川隅美慎)、織堂 優一(添田陵輔)、登世 康平(大見拓土)
・5 月16 日(木)18:30 公演/お見送り会(全キャスト)
チケット
10,800 円(全席指定・税込) 一般発売中
イープラス https://eplus.jp/puscolor_stage/
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/puscolor-stage/
ローソンチケット https://l-tike.com/puscolor_stage/
出演者
月見里 和哉:岸本勇太、多岐瀬 響:磯野亨、都築 純:結城伽寿也、難波 道臣:柊木智貴、
灰島 伊織:松田昇大、由羅 拓海:新納直、斑鳩 杏寿:北乃颯希、榊 知陽:松井健太、
御来屋 楓:瀬川拓人、桐乃江 麻秀:川隅美慎、織堂 優一:添田陵輔、登世 康平:大見拓土、
由羅 大樹:上仁樹
Performer:仲田祥司、伊藤友惠
〈声の出演〉月見里直輝:杉山湧哉、月見里朱莉:千歳ゆう
企画・原案:ひなた凛
脚本:ハラダサヤカ
演出:吉谷晃太朗
振付:ヒットン
制作:FAB
主催:舞台Opus.COLORs 製作委員会
【公式サイト】 http://opuscolors.com/
【公式X(Twitter)】 https://twitter.com/puscolor_stage ( #パスステ )
© ひなた凛/Opus.COLORs 製作委員会
© 舞台Opus.COLORs 製作委員会