2月25日(水)に新宿シアタートップスにて開幕するアナログスイッチ23rd situation 「寝不足の高杉晋作」(通称「ねぶたか」)。
イケメン図鑑では、奥谷知弘さん、畑中智行さん、藤木陽一さんにインタビューを実施! お互いの印象や本作での見どころなどを伺いました。
人気作「寝不足の高杉晋作」が約1年ぶりに再演!
「信長の野暮」「伊能忠敬、測り間違えた恋の距離」など話題作の上演が続くアナログスイッチ。
今回の公演は、2024年11月に上演された21th situation「寝不足の高杉晋作」の約1年ぶりの再演です。
時は幕末。幕長戦争の最中に宿で妾「おうの」とゴロゴロ!? 脱走した高杉晋作を連れ戻すべく、龍馬や弟子、さらには本妻までが乗り込む前代未聞の“幕末寝不足お宿コメディ”が新宿シアタートップスに帰ってきます。
主演の高杉晋作役に奥谷知弘さん、その弟子・田中顕助役に藤木陽一さんと、前作からの続投が決定! さらに顕助たちと協力して晋作を連れ戻そうとする坂本龍馬を演劇集団キャラメルボックスに所属し、数多くの作品で主演を務める畑中智行さんが演じます。
前作から息ぴったりの師弟コンビを演じる奥谷さん・藤木さんに、新キャストの畑中さんが加わり、一体どんな「ねぶたか」をみせてくれるのか!? 注目の3人にたっぷりお話を伺いました。
※以下、ネタバレが含まれます。※
奥谷知弘さん、畑中智行さん、藤木陽一さんにインタビュー

先日顔合わせが行われ稽古が開始したと伺いましたが、カンパニーの雰囲気はいかがですか?
藤木さん:雰囲気はめちゃめちゃいいです!
今回の稽古期間が前回より短いんですけど、その短い期間で作品を創り上げようと、台詞の言い回しや立ち回りなどいろいろ考えて役者さんたちが意見を持ち寄ってくれるのが本当に頼もしいですね。
畑中さん:僕は楽しいですね!
今回は約1年前の作品の再演ということで、前作に出ていたキャストさんや劇団員さんも多くいるので、やりたいことが明確にあるんです。だから、スタートダッシュはかなり早く切れていて、濃密な稽古ができていますね。まだ稽古が始まって2週目なんですが、気持ちとしては3週間ぐらいやっている感じがします。あとはここから、創り上げたものをそのまま積み上げるのか、壊すのか、どうなっていくか楽しみですね。
ー奥谷さんは何度もアナログスイッチに参加されていますが、今回の雰囲気はどうですか?
畑中さん:もう劇団員だよね?(笑)
藤木さん:だと思ってるんですけどね。本人が頑なに認めないから(笑)
奥谷さん:いや、劇団員って言っていただけてありがたいですし、毎回呼んでいただけるのもありがたいです!
アナログスイッチさんの現場に入るといつも思うんですけど、雰囲気がとてもいいんですよね。僕ら客演は毎回変わるんですけど、アナログスイッチの劇団員さんは長い付き合いだからこそ出せる大学生ノリがあるなと思っていて。
藤木さん:いい話だったのに、悪い話になってない?(笑)
畑中さん:いや、そういうノリ大事だよね~!
奥谷さん:そうなんです。そういうノリがあるから、フランクにお話しできますね。みんな良い方々なので、一緒に稽古ができていて楽しいです。

奥谷さん・藤木さんは、約1年ぶりに再演という形になりますが、前回公演を経たからこそ、今回はもっとこう攻めたい、あるいはあえて変えたいと思っている部分はありますか?
奥谷さん:変えられるものなら全部変えたいですね! ……気持ちとしてはね?(笑)
せっかく再演をやらせていただくので、全シーンちょっとした動きやニュアンスを変えていきたいなと思っています。
藤木さん:今のところはどうですか、変えられてるんですか?
奥谷さん:全く!
一同笑い
奥谷さん:「前回何だったっけな~」って初演をなぞりになぞっています(笑)
藤木さん:僕はこの1年で奥谷知弘と一緒に仕事をすることが増えてきたこともあって、「奥谷愛」が強まってきています。僕が演じるのは、高杉晋作に心酔して弟子になった田中顕助という役なので、奥谷愛が役にも乗っかればいいなと思います。
奥谷さん:嬉しい! 友だちと思ってくれているんですね?
藤木さん:もちろん! ライバルの方がいいですか?(笑)
ー(奥谷さんへ)藤木さんからの愛は伝わっていますか?
奥谷さん:伝わっていますよ! 昨日もね、飲んだもんね? 結構飲んで、語りましたね~!
藤木さん:安居酒屋の値段じゃなかった。「あれ、こんなに飲んだっけ?」って楽しい時間でしたね!
畑中さんはアナログスイッチへ初参加となりますが、人気作の再演で龍馬役を演じることへの期待感や、役作りのポイントはありますか?
畑中さん:龍馬って一目置くような人物だと思うんです。僕もカンパニーのなかで1番年上ですし、同じようなポジションにいるのかなと思っているので、そこまで強い役作りはしなくていいのかなと思っています。個人的に背伸びをするよりも、自分らしさを大事にして役作りをしていきたいですね。
そういった意味では、今とてもやりやすい雰囲気なので、周りとも会話しながら、うまく役作りをしたいと思っています。
畑中さんからみた奥谷さんや藤木さんの印象はいかがでしょうか?
奥谷さん:めっちゃ聞きたい!
藤木さん:時間押してでも聞きたい!
畑中さん:(笑)
お芝居はもう仕上がってますね!
あとはイメージしていたよりも、2人とも役者としてのギアの入れ方が強めだなと思いました。
再演なのも関係していると思うんですけど、一個一個やりたいことが明確で、アプローチがはっきりしているので、こちらとしても受け取りやすいお芝居が多いです。どちらかというとリードしてもらっています!
藤木さん:そんなことはない! 絶対に嘘(笑)
畑中さん:本当に本当に(笑)
目指すべきゴールを2人がはっきり示してくれているので、自分としては迷わずに進んでいます。

ー反対に、お二方からみた畑中さんの印象はいかがですか?
藤木さん:(畑中さんからの)さっきのお言葉をお返ししますけど、畑中さんの胸に飛び込んでいるだけです! 本当に!
何を投げても取ってくれるし、投げたものを大きくして返してくれるので、畑中さんといるとすごく豊かなシーンになりますね。
奥谷さん:あと……
奥谷さん・藤木さん:声ね~?
藤木さん:声なんだよね~。本当に眠れる!
奥谷さん:ボイス欲しいですもん(笑)
今回の畑中さんが演じる龍馬は、どっしりとした風格があると思います。昨日通し稽古を立ち位置までつけて行ったんですけど、ここから一つひとつのシーンを創り上げていくので、畑中さんとどういう風に創り上げていけるのか、とても楽しみです!
藤木さん:僕が演劇を始めたころから活躍されている大先輩なので、そんな方とお芝居をするのが楽しみです!
畑中さん:嬉しいですね~! さっきの言葉、文字を大きめに書いておいてください(笑)
藤木さん:見出しくらいで(笑)
ー3人でお芝居について何か話し合われていますか?
藤木さん:芝居の中身についてはこれからですね!
畑中さん:今はまだ各々で向き合うことが多いですね。
全体的に自分のスタイルを確立している方が多いので、台詞の間の取り方やテンポ感とかは、やりながら自ずと積み上がっていくのかなと思います。
あまりお芝居で相談するよりも、稽古でどう返してくるかを見たいですし、稽古場でも本番のようにやりたいですね。
奥谷さん:すっと背筋が伸びましたね!
藤木さん:ですね。稽古場でも本番のようにやらなきゃ……
畑中さん:いや、俺もまだこれからだよ? ほぼ息してないで、水面でコポコポしている感じ(笑)

初めて観る方に注目してほしいポイントはありますか?
奥谷さん:注目ポイントは、糸電話を使ったシーンです。会話が次々と交差するんですけど、アナログスイッチさんらしいドタバタが表現されているなと思います。
稽古している僕らはすごく大変なんですけど、役それぞれにちゃんと思惑があって動いてるんです。それを客席からどうなってるのか確かめたいですね。

畑中さん:ちゃんと意図したとおりに伝わっているかどうか気になるよね! あのシーンで糸電話で会話するのは思いつかないし、ほぼ演劇表現の暴力だと思っています(笑) それだけ発想がすごいですし、糸電話のシーンが主軸となって、この後にいろんな出来事が起きていくのがうまい構成で、素晴らしい大発明だなと。
藤木さん:糸電話のシーンは、再演が決まった段階でやると決まっていたんですよ。僕は大道具も担当しているので、セットの打ち合わせでも、「どこに糸電話を通すか?」から始まりましたね。最初は柱の上に立つとかいろいろ考えて……
畑中さん:えー! 本当に糸電話のシーンはやりたかったんだね(笑)

藤木さん:あとは初演のメンバーがすごく良くて、作品を創り上げてくれたからこそ、再演ができたなと思いますね。再演では、そこに新しいメンバーが良いスパイスになってくれて、初演には感じられなかった感情をお客さんに感じてもらえるかなと思います。
畑中さん:それでいうと、今回台本がブラッシュアップされているんです。なので初演よりも、セリフや展開のテンポ感で、自然と舞台の世界観に入り込めるようになっているかなと思います。
それに一年で再演というのはなかなかないですし、それほど初演の手応えというのは強かったんだと思います。初めて観る方には、それだけパワーのある作品という期待をしてもらいたいです。初演をご覧になった方にも再演も楽しんでほしいですね。
ー初演をご覧になった方に対しては、何か見比べてほしいポイントはありますか?
奥谷さん:美術が変わると大分見え方が変わるなと思っているんですが、今回上手に廊下ができるんです。アナログスイッチさんの美術って全部立体感があって、そのなかでの遊びがあるのが面白いなと思っているので、廊下を使ったお芝居…… 廊下芝居! 廊下芝居ってなんだ?
藤木さん:うん。聞いたことない(笑)
奥谷さん:奥行きのある美術だからこそ、初演と違った部分を見つけてほしいですね! あとは衣装が変わっているのもポイントです。
最後にイケメン図鑑の読者にメッセージをお願いします。
畑中さん:最近のお芝居ってショーアップされているものが多くて”魅せる”意識をされていると思うので、目につきやすいと思うんです。そんななか時代劇なのに、アクションシーンはほぼないし、せっかくみんな刀を持っているのに振るわないっていう(笑) その分演劇そのものの面白さを感じてもらえる作品だと思います。
劇中でいろんなことが起きて視覚的にも面白いので、普段ショーアップされたお芝居が好きな方にも楽しめると思います。
エンターテインメントの時代劇はこんなに面白いんだと絶対に思ってもらえると思うので、行くか迷ったらぜひ来てほしいです。演劇の面白さを体験していただけると嬉しいです!
藤木さん:ぜひ畑中さんの良い声を聞きに!
畑中さん:もう声が枯れてるかもしれない……
藤木さん:勘弁してくださいよ(笑)
僕はですね、高杉晋作とか幕末とかなんとなく知っている方が多いと思うんですけど、作・演出の佐藤慎哉が作品を創るときって、年表に載っていない空白の時間に何をしていたか、何を考えていたか、というのを考えているんですね。高杉晋作や他の幕末の人物の新しい見方ができるのが、この作品だと思うんです。
このカンパニー、キャストが出せる一体感というのはすごく面白いものになると思いますので、「ちょっと笑い損ねたな……」と思ったらぜひ来てください! あと次もイケメン図鑑に藤木を呼んでください(笑)
奥谷さん:いつも読んでいただいて、ありがとうございます!
まず「寝不足の高杉晋作」というタイトルが面白いじゃないですか? 「なんで寝不足になったのか?」って気になるじゃないですか? その真相を劇場に来ていただいて、実際に観て確かめてほしいです。
あと僕がアナログスイッチさんの作品で素敵だなと思うのが、登場人物に悪者が出てこなくて、全員愛おしいキャラクターになっていることです。そのキャラクターたちが自分自身の正義のために奔走する姿を楽しんでほしいです。
観に来たら作品のファンになってしまうくらい面白いと思ってもらえる作品だと自信を持っているので、ぜひたくさんの方に観ていただきたいです!
インタビュー中の会話からもカンパニーの雰囲気の良さを感じることができました♪
初演をご覧になった方も初めての方も、見所ポイントを抑えて、ぜひ劇場まで足を運んでみてください!

公演情報
アナログスイッチ23rd situation「寝不足の高杉晋作」
作・演出:佐藤慎哉(アナログスイッチ)
公演日程:2026年2月25日(水)~3月8日(日)
会場:新宿シアタートップス
キャスト
高杉晋作:奥谷知弘
坂本龍馬:畑中智行(演劇集団キャラメルボックス)
おうの:太田奈緒
お雅:橘花梨
お千代:土本燈子
辰吉:秋本雄基(アナログスイッチ)
虎之介:渡辺伸一朗(アナログスイッチ)
田中顕助:藤木陽一(アナログスイッチ)
山本蔵六:忠津勇樹(アナログスイッチ)
タイムテーブル
全15ステージ
2月25日(水) 19:00
2月26日(木) 14:00 / 19:00
2月27日(金) 14:00
2月28日(土) 13:00 / 17:00
3月1日(日) 13:00 ◎
3月2日(月) 14:00
3月3日(火) 休演日
3月4日(水) 19:00 ◎
3月5日(木) 14:00★ / 19:00★
3月6日(金) 14:00
3月7日(土) 13:00 / 17:00
3月8日(日) 13:00
※受付開始は開演の45分前、開場は30分前。
※★3月5日(木)14:00/19:00の2公演を収録予定
※◎3月1日(日)13:00/3月4日(水)19:00の2公演で鑑賞サポートを実施予定
チケット情報
<平日>
一般:5,000円
当日券:6,000円
<土日祝>
一般:5,500円
当日券:6,000円
<平日前半割>
一般:4,500円
対象公演
2月26日(木)14:00
2月26日(木)19:00
2月27日(金)14:00
<U-25>
3,500円(枚数限定)
<当日券>
6,000円
◯U-25チケットについて
観劇日翌日時点で25歳以下が対象
後方席または見切れ席
※一般発売からのお取り扱いとなります
チケット販売スケジュール
<一般先着販売>
受付期間:1/24(土)12:00〜
発券開始:2/11(水)
チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/analog-switch23
イープラス
ローチケ
カンフェティ
http://confetti-web.com/@/nebutaka
スタッフ
作・演出 :佐藤慎哉
舞台監督 :森脇洋平(FIP合同会社)
舞台美術 :小池柊
音楽:山岸賢介(ウラニーノ)
音響効果 :天野高志(RESON)・柴田直子(RESON)
照明:齋藤拓人
映像収録:株式会社彩高堂
衣裳:阿部美千代(MIHYプロデュース)
ヘアメイク:増田加奈
宣伝美術・WEB:立花和政(デザイン太陽と雲)
宣伝写真:山岸和人
宣伝イラストレーション:an
WEBコーディング:阿波屋鮎美(ブラン・ニュー・トーン)
グッズ制作進行:雨宮沙月・大迫綾乃(アナログスイッチ)
制作:冨田香奈子・よしよしこ(アナログスイッチ)
プロデュース:鳥谷規
協力 :演劇集団キャラメルボックス・イトーカンパニー・ファザーズコーポレーション・ポエプラス・豪勢堂・本多企画・下関市立歴史博物館・東行庵・椿組・丸山香織 他
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
【東京ライブ・ステージ応援助成/東京芸術文化鑑賞サポート助成】
主催・企画・製作:アナログスイッチ
公式HP:http://www.analog-switch.com/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/analogswitch

