【ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』6~ハッピーレール大作戦~】KIMERUさん・渡辺コウジさん・牧田哲也さん・登野城佑真さんにインタビュー! <前編>

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間もなく開幕するミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』6~ハッピーレール大作戦~。公演に先立ち、KIMERUさん・渡辺コウジさん・牧田哲也さん・登野城佑真さんにインタビューを実施! 出演が決まった感想から、稽古場の様子までたっぷりお届けします。

目次

KIMERUさん・渡辺コウジさん・牧田哲也さん・登野城佑真さん インタビュー!

銀座線 役 KIMERU さん

北陸新幹線·丸ノ内線 役 渡辺コウジさん

北陸本線·東武日光線 役 牧田哲也さん

日比谷線 役 登野城佑真さん

出演が決まった感想をお聞かせください。

牧田さん:僕はミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』5~鉄路にラブソングを〜(2023年6,7月上演)から北陸本線をやらせていただいたのですが、 とても不思議な役というか掴みどころの無い役だったなと思います。

初めは「どうなるんだろう」と不安と希望が混じる中演じましたが、それが最終的には居心地の良さを感じるようになりました。

作品自体もすごく楽しかったですし、またあの役、あの座組で作品が作れるのだと楽しみでもあり、嬉しかったですね!

また今回は新たに東武日光線という役もいただいて、同じ舞台で2役やるというのはなかなか経験がなく……

KIMERUさん:(渡辺コウジさんを指して)うちらはいつも3役4役やってるよ(笑)

牧田さん:鼻で笑われちゃいましたけど(笑)

2役はどういう感覚なのかというのも楽しみです。

ーー今まで2役をやられたことはないのですか?

牧田さん:サブキャラクターを含め1回の舞台で4役くらいを演じたことはありました。ただイメージが違う役ではあったので、意識せず自然と演じ分けができていました。今回の2役はどちらもメインキャラクターかつ演じ方によっては似た感じの雰囲気も出てきそうなので、どう演じ分けようかなとまだ探っている段階です。

ーー次に、渡辺さんお願いいたします。

渡辺さん:出演自体はとても嬉しく思っているのですが、不安を抱えている部分があって…… 北陸新幹線と丸ノ内線は結構長くやっている役なので、ちょっと「伸びしろ地獄」に陥っていて……

KIMERUさん:いいよ、伸びなくて別に! (笑)

渡辺さん:まだまだ伸びしろがあると思うのですが、底力をどこまで出せるかという不安も実はあるんです。

ですが、今回はいろんな関係性や想いが反映されるようなのでとても楽しみです。

不安が入り混じっている中でも楽しい気持ちが強いので、それをお客さんに「ハッピーレール大作戦」としてお届けできればいいなと思っています。

ーーKIMERUさんはいかがでしょうか?

KIMERUさん:本公演にも全部出演しているので、今回も呼んでいただけて嬉しいなと! あとは(ひとつの公演で)1役だけなのがすごく久しぶりです。ずーーーっと2役以上やってきたので、物足りなさを今感じています。

渡辺さん:めっちゃわかる! 急に兄弟がいなくなった感じがする。

KIMERUさん:そうだよね! 「あれ?」みたいなね。分身がなくなったような…… 他の舞台では1役だけが当たり前なのですけど、このシリーズならではの感覚ですね。サブではなくてメインキャラクターを何役も演じることや、コメディだけではなく重ためな内容の話もやらせてもらうことは。なので、今回1役になったことで、欠けている感じ、寂しいです。心の隙間をみんなに埋めてもらって……

渡辺さん:カウンセリングじゃないから!

(一同笑い)

ーー次に登野城さんお願いいたします。

登野城さん:僕は鉄ミュの出演歴が浅いのですが、前回の出演(地下鉄スピンオフ 〜地下の中心で愛をさけんだMétro〜 2023年12月上演)から半年くらいの期間で日比谷線としてまた呼んでいただけることが、率直に凄く嬉しかったですし、幸せです。

ただ今回はじめましての方が多いのと、本公演の出演も初めてなので、緊張と同時に楽しみでもあります。前回とは違うキャラクターと会話するシーンもあるので、そこで新たな日比谷線の一面も見せられるのかなと思っています。

先ほど兼ね役のお話がありましたが、KIMERUさん・渡辺さん、今回初めて兼ね役を演じられる牧田さんへアドバイスなどありますか?

牧田さん:ください!

KIMERUさん:特にないです(笑)。

牧田さん:おいー!

KIMERUさん:役者として「使い分け」を楽しんでもらえたらと。あとは、もし早替えがあるならヘアメイクさん、衣裳さんと段取りをしっかりやったほうがいいよ、っていうくらいですかね。

渡辺さん:物理的にね、それはそう。

牧田さん:激しい衣裳チェンジはないかな、でもチェンジのタイミングは忘れないようにしないと!

渡辺さん:アドバイスするならば、 一人でも通しをやった方がいいです。 僕は早替えで失敗するのが怖かったので、家で一人でシミュレーションしていました。結構それでミスは軽減できるかな!

KIMERUさん:俺の場合はカラコンも変えていたので、めっちゃ大変でした。

渡辺さん:あとは健康に気をつけて……

牧田さん:それ関係ないでしょ(笑) 

ーー牧田さん、お二人からのアドバイスを聞いていかがでしょうか?

牧田さん:そうですね……

渡辺さん:そんなに響いてないみたい……

牧田さん:いやいや! 自分が思っている範囲内のアドバイスもありましたけど……

KIMERUさん:範囲内って(笑)

牧田さん:でも、アドバイスいただいたことは、本当に気をつけなきゃいけないんだろうなっていうのが身に沁みました。

前回の北陸本線だけでもガウン着たりとか、シャツになったりとか、ちょっとした衣裳の違いがあったときに「あれ? 次なんだっけ?」みたいなのがあったので。

渡辺さん:それが結構あるんだよね!

牧田さん:役が全く違うので、(衣裳を間違えると)今回は取り返しがつかなくなってしまうから、余計にシミュレーションしとかないとダメだなと。

KIMERUさん:3役の時はそれぞれ(通常の衣裳に加えて別の)衣裳があったから、泣きそうだったよ。

牧田さん:今のうちからちょっと想像しておきます!

ご自身の役について新しい発見があれば教えてください。

登野城さん:前回の地下鉄スピンオフで初めて日比谷線として出させてもらったときは、役的にみんなに絡まれて「はいはい」という感じで、常に疲れているような、疲弊感のようなものを感じていました。

今回は新キャストの方々とのシーンがあるので、メトロと違う庭に行ったときの日比谷線としての生き方みたいなのを感じる瞬間が多々あります。

目配りや座り方とか、要所要所でスピンオフ公演では感じられなかった、ちょっと違う日比谷線としての居方をできているなと感じます。

ーーお客様からみても新しい一面が見られますね!

登野城さん:だと思います! スピンオフの時は、千代田線と特徴が近いところもあったので、どう違いを出していくかとか、先輩にあたる銀座線や丸ノ内線との距離感だったり、話し方だったりを意識しましたが…… 今回は、友達じゃないですけど、結構他のキャラクターとの距離の近さ、仲の良さが出ているシーンがあるので、お客さんからしたら「日比谷線にこういう一面があるんだ!」というところも楽しみの一つになるのかなと。

ーーKIMERUさんはいかがでしょうか?

KIMERUさん:そうですね。僕が今まで演じてきた3役(西武池袋線・銀座線・常磐線)がどれも愛重めで! 西武池袋線もそうですし、銀座線も常磐線もそれぞれ「この人!」と固定の人を想っていたのですが、前回の地下鉄スピンオフで、地下鉄メンバー全員に対して家族愛みたいなものを感じました。それは新しい発見だったなと。

他の路線のキャストたちの顔が浮かぶようになり、「青春鉄道」の世界が僕たちの中でもお客さまの中でもより深まっているなと感じていますね。

渡辺さん:振り返るとそうだわ。

KIMERUさん:そうでしょ? 有楽町線とか副都心線もそうだし! 8年やらせてもらっているなかで、どんどんどんどん深まっていってるなというのを感じています。世界観がより鮮明になっていくっていうか、今後も新しい路線が入ってくれることで見えていなかったものが見え、より愛着が湧いていくかなと。

全然知らない地域の鉄道も知ることになるので、ニュースとかで見ると「あっ!」と反応しちゃうんですよね!

ーー路線名を聞いてキャストさんの顔が浮かんでくるのですね!

KIMERUさん:そう! 「止まっちゃってるよ」とか「また猪を轢いているよ」とか。愛着が沸くんですよね。遅延が許せるようになるというか、「あいつだったらしょうがないよね!」みたいな(笑)

渡辺さん:わかるわかる。丸ノ内線が止まったとき、みんなに申し訳ないって思っちゃう。

KIMERUさん:西武デパートの紙袋とか持っている人がいると「ありがとうございます!」って思っちゃう。

牧田さん:そんな背負っちゃうんだ! 俺、東京の路線じゃないからあんまそういう経験がなくて……

KIMERUさん:(これから)背負うよ!

渡辺さん:顔が浮かぶよ!

登野城さん:僕もまだ歴として浅いのに、丸ノ内線とかが遅延したときに、日比谷線だったら何て言うのかなとかちょっと考えますね。「大丈夫?」って言うのかなとか、一瞬よぎります。

KIMERUさん:路線が身近な存在なので、より日常に食い込んできています。

ーー渡辺さん、新たな発見はありましたか?

渡辺さん:あ、そういう話でしたね(笑) 僕はマッキー(牧田さん)が今回で2回目の出演なんですけど、マッキーの二面性を発見しましたね。

今回は北陸新幹線と北陸本線が揃って出演するのですが、そのときの表情とか、シーンごとの相手のこだわりが、やっていく中で作られていて…… その過程や二面性を発見するのがすごく楽しくて、面白いですね。

日比谷線だったら眼鏡の触り方とかも、見ていて成長しているのを感じて面白いです。それぞれのキャストのこだわりがみえて、その二面性がみえてくるのが素敵だなと思います。

ーー役が増えることで見えてくる二面性もあれば、同じ役のなかで見えてくる二面性もありますよね。

渡辺さん:そうですね。それはその人なりのこだわりでそう作られているのかなと思いますね。

KIMERUさん:過去か未来かの時間軸でもまた違ってくる、周囲との関係値も変わってくるのかなと。

渡辺さん:この人だったらこうする。この人が相手だったらこうする。そういった二面性を楽しめますね。

ーー牧田さんは新たな発見はありましたか?

牧田さん:北陸本線を演じるのは本当に難しいなと思っています。路線として欠落してる部分があるから、他人の感情がわからない一面がある。一方で、真っ当なことを言うときもある…… 路線の歴史を調べて、時代背景を理解して、役作りに反映させようと今模索している感じです。

KIMERUさん:感情なく淡々と情報を言う感じのキャラクターだもんね。

渡辺さん:今回僕(北陸新幹線)とマッキー(北陸本線)という、ふたりのたどたどしさが反映されていくのかなと思っています。

KIMERUさん:いいと思うよ! そのまま仲悪いままで(笑)

(一同笑い)

牧田さん:悪い悪い!(笑) 本当に改めて難しさを感じていますね。

先ほどスピンオフの話を聞いて思いましたが、出演キャラクターが増えていっていろんな役者さんがその役を演じることで、自分のなかでイメージがもっと構築されていって、もっと見えてくることもあるのかなと。

今回の公演を経て、またちょっと違う視点が生まれて、それがプラスαになると思うので、楽しみです。

稽古場の様子やエピソードを教えてください。

KIMERUさん:本公演はオムニバス形式で、稽古はシーンごとに行われるからなかなか全員に会えてないんですよね…… でも、仲良くやらせてもらっているので、それこそハッピーが充満している感じはありますね!

渡辺さん:ハッピーが充満していますね! とてもいい雰囲気でやらせていただいています。

牧田さん:僕は東海道本線を演じる鯨井康介という俳優の新しい一面を見ました。いつもおちゃらけていて、ちょっと面白担当というか、突っ込んだりとか……

渡辺さん:面白担当?(笑)

牧田さん:鯨ちゃん(鯨井康介)は、役者としても人を楽しませることが好きだと思うのですが、今回そういう面じゃないところを担っていくこともあって。どんなパフォーマンスを見られるのか楽しみですね。

ーー登野城さん、稽古場ではいかがでしょうか?

登野城さん:まだ(出演シーン以外の)他のキャストの方々とお会いしていなく、オムニバスなのでシーンでの絡みもあまりないんです。ですが、これまでずっと出られている方々のお芝居を、劇場ではなく同じ稽古場で見られる新鮮さやワクワク感がものすごく強いです。

これからどんどん稽古が進んで、通し稽古など、一緒になったときに改めてみなさんの演技が見られるのがすごく楽しみです。

また、僕が出るシーンは新キャストの方々と一緒なのですが、過去にもご一緒した経験があるメンバーだったので、凄く新鮮です。「青春鉄道」という世界観で新たに一緒に稽古できるというのも、すごく楽しい時間です。

ーー渡辺さんは何かありますか?

渡辺さん:稽古とは関係ないですけど、 毎回役者が稽古場に入ってくるときのファッションが気になります。

牧田さん:なんで?(笑)

渡辺さん:との(登野城さん)も「なんか車にひかれた!?」みたいな、奇抜な服装だし、KIMERUもピカソみたいな芸術性があるし、

KIMERUさん:今日は銀座線カラーをイメージした!

渡辺さん:(東武東上線 役 高崎)翔太も久しぶりに来たときに、シャツを斜めに着ていて。僕は忍者ファッションと呼んでいるんですけど。

牧田さん:たすき掛けね(笑)

渡辺さん:それが気になり始めたかもしれないですね。

ーー渡辺さんからみて、牧田さんの今日のファッションはいかがですか?

渡辺さん:いや…… 明るいなって!

牧田さん:今日は東海道本線を意識して!

渡辺さん:光沢が(笑) 毎回その役者が着ているファッションをみて、最先端についていきたいなと思います。

牧田さん:それは最先端なの?(笑)

ーーKIMERUさんは何かエピソードなどありますか?

KIMERUさん:川尻さん(脚本・演出・作詞の川尻恵太氏)が、面白いところをどう見せていくかをずっと考えられているんです。とあるシーンを面白くするために追加で渡辺コウジを出す予定だったのですが、やっぱり茶化しすぎは良くないということで、クビになったりとかしてて……

渡辺さん:俺の役割(笑)

KIMERUさん:鉄道の歴史を背負っているので、面白くはしたいけど、そのさじ加減がすごく難しいんです。川尻さんとみんなと一緒に話しながら作っていくことや、原作と違う舞台ならではのものを入れ込んでいく作業が楽しいですね。

一回追加してみて結局クビになったりするし、逆に新しく生まれるものもあったりと、原作を読んでる人たちにも「こういう表現の仕方をしたんだ!」と観てもらえると思うので、そこを楽しみにしてもらいたいです。

渡辺さん:僕はすごく辛い調味料みたいな役割を……

KIMERUさん:いいえ、違います。

牧田さん:違うって(笑)

KIMERUさん:…… 和気あいあいとやっています!

インタビュー中も掛け合いが多く、終始仲睦まじい姿がみられました♡ たっぷりお話を聞かせていただきましたが、インタビューはこれだけでは終わりません。次回はイケメン図鑑独占でお話を伺いました。嬉しいお知らせもあるので、どうぞお楽しみに♪

公演概要

ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』6~ハッピーレール大作戦~

日程/劇場

東京公演:2024年7月4日(木)~7月15日(月・祝)天王洲 銀河劇場

兵庫公演:2024年7月19日(金)~7月21日(日)AiiA 2.5 Theater Kobe

チケット料金(全席指定/税込)

グリーン席/サイドシートグリーン席 11,000円

指定席/サイドシート指定席 7,000円

立見券 7,000円

【グリーン席とは】

1階エリア席でご観劇いただけます。

劇場にて、ダイカットシート(非売品)をプレゼントいたします。

【サイドシートとは】

舞台・映像・演出が見えづらいお席となります。

お席によりましては、スピーカーが近く、かなり音量が大きい場合がございます。

当日の座席位置の変更、返金対応など一切行えませんので、予めご了承いただいたお客様のみご購入ください。

【イープラス】

https://eplus.jp/AOHARU6

【チケットぴあ】

https://w.pia.jp/t/AOHARU6

【ローソンチケット】

https://l-tike.com/AOHARU6

【銀河劇場チケットセンター】※東京公演のみ

https://www.gingeki.jp

03-5769-0011(平日10:00~18:00)

出演:

東海道新幹線 役 永山たかし

銀座線 役 KIMERU

東海道本線 役 鯨井康介

京浜東北線 役 高橋優太

東武東上線 役 高崎翔太

宇都宮線(東北本線)・山陰本線 役 稲垣成弥

北陸新幹線・丸ノ内線 役 渡辺コウジ

山陽新幹線 役 八神 蓮

山陽本線 役 吉澤 翼

北陸本線・東武日光線 役 牧田哲也

日比谷線 役 登野城佑真

武蔵野線 役 佐藤祐吾

岩徳線 役 佐川大樹

東武伊勢崎線 役 二葉 要

東武野田線 役 大野紘幸

<東京公演ゲスト>

北海道新幹線 役 輝馬

有楽町線 役 石田 隼

<兵庫公演ゲスト>

りんかい線 役 山本一慶

アンサンブル

兼次要那

能代谷和輝

原作 『青春鉄道(あおはるてつどう)』(KADOKAWA/カドコミ、COMIC BRIDGE連載中)

原作者 青春(あおはる)

「鉄ミュ鉄」応援感謝祭EX 開催

※詳しくは公式HPをご確認ください

https://www.marv.jp/special/aoharutetsudou/thanksgiving.html

主催 ミュージカル『青春鉄道』製作委員会(マーベラス/ネルケプランニング/KADOKAWA)

協賛 ファミリーマート

ヘアメイク/山田亜沙美 渡邉真夕

©青春 ©ミュージカル『青春鉄道』製作委員会

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