会場が恐怖に包まれる…”サヨコ伝説”が舞台に!「六番目の小夜子」ゲネプロレポート

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2022年1月7日(金)より新国立劇場 小劇場にて舞台「六番目の小夜子」が開幕されました!ゲネプロの様子を一足先にお伝えいたします。

目次

舞台六番目の小夜子とは?

舞台「六番目の小夜子」

「サヨコ伝説」--3年に一度、この学校に幸運をもたらす都市伝説。 だが、六番目のサヨコは恐怖をまとっていた!

「高校3年生の演劇部、雅子が通う学校には「サヨコ伝説」という不思議な言い伝えがあった。3年に一度、生徒の中から選ばれる「サヨコ」は、3つの約束(始業式に赤い花を生ける・文化祭で「サヨコ」の舞台を上演する・次の「サヨコ」を指名する)を果たす。他の誰にも「サヨコ」であることを知られずに遂行すれば、その年は進学率の向上など、幸運が訪れる。

その六番目の年。

始業式の朝、演劇部の部室に赤い花が生けられていた。そこに津村“沙世子”という謎めいた転校生が現れる。彼女は演劇部への入部を希望し、不思議な空気を残して去って行く。演劇部が文化祭の準備を進める中、部長である雅子は「サヨコ」の舞台を上演することに反対する。だが、演劇部の周囲で次々と不可解な現象が起きて行く。謎を追う秋。どうやら、その中心には沙世子の存在が……。

彼女は何者で、何を企んでいるのか、彼女が「呼ばれた」理由は?「サヨコ」とは何なのか?舞台「六番目の小夜子」は誰にも想像できない展開になっていく…。

http://sayoko-is-back.jp/about/

原作『六番目の小夜子』

津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。

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六番目の小夜子はドラマ化もされ、当時は学園オカルトミステリーとして話題を呼びましたね。(当時小学生だったので、びくびくしながら見ていたのを覚えています……)

そこに今回は「Jホラーの父」、「Jホラーの先駆者」である”鶴田 法男”さんが演出ということでかなり期待!

総監督:鶴田法男氏のコメント

日本を代表する作家、恩田陸さんのデビュー作『六番目の小夜子』をJホラー演出で舞台化できないかと依頼を受けた。米国や中国にも呼ばれてホラー映画を作ってきた自分だが、舞台は初挑戦で不安になる。だが、高い演技力で評価を得る乃木坂46の鈴木絢音というたぐいまれな才能を主演に迎えることができた。その他、スタッフ、キャストも優秀な演劇人、舞台経験者が参加することになった。これなら大丈夫と自信が持てた。

今、時代を怯えさせるのは「幽霊」、「妖怪」をも呑み込む「都市伝説」の恐怖だと思う。

小説『六番目の小夜子』が時を経ても高い人気を誇るのは、とある学校で3年に1度甦る「サヨコ伝説」という都市伝説を描いた先見性にあったに違いない。そして、コロナ禍でコミュニケーションが希薄になった現在だからこそ、人々の関係性から生まれる「都市伝説」をテーマに、この優れたジュブナイル小説を舞台化する意義は大きいはずだ。

どうぞ「六番目の小夜子+Jホラー+舞台劇」の新しい恐怖を劇場で体感してください。

http://sayoko-is-back.jp/about/

鶴田監督は「予言」や「リング0 バースデイ」などたくさんの怖い作品を世に生み出されていますが、舞台となるとどんな演出をされるのか!?演出も今回の見どころですね。

今回はイケメン図鑑でも応援している高橋健介さんも登場!鈴木絢音(乃木坂46)さん、尾碕真花さんも出演されており、非常に注目度が高い舞台です。

早速ゲネプロの様子をレポートいたします!

舞台『六番目の小夜子』ゲネプロレポート

開演と同時にひんやり冷たくなる会場……

教室が暗い雰囲気が、恐怖をより際立たせます。今回は演劇部を軸に物語が展開されていきます。最初に教室に現れたのは花宮雅子役の尾碕真花さんと沢木容子役の山内瑞葵さん

ただ、机には ”赤い花が生けられている……

赤い花をみて今年のサヨコ伝説が始まったのではないかと噂しているなか、転校生が登場

現れたのは津村沙世子役の鈴木絢音さん。

偶然なのかそれとも運命なのか…… その転校生の名前は”サヨコ”でした

ここから物語が大きく動き出します。

転校生の沙世子はいったい何者なのか!?

今年のサヨコは誰なのか?

果たして、サヨコの伝説の真相を解くことはできるのか!?

関根秋役の高橋健介さんも大活躍!

特にサヨコの真相に迫るシーンはとってもとってもかっこいいので、必見です♡

キャストコメント

開演後にはキャストの鈴木絢音さん・尾碕真花さん・高橋健介さんの3名が登場してくれました!

Q:それぞれ役を演じる上で苦労した点や工夫した点を教えてください

●鈴木絢音さん
「動きを制限するのが自分の中ですごく苦労した点ではありました。ずっと動いている人間なので、ミステリアスさを出すためにピッと止まって頑張って演じています。」

●尾碕真花さん
「少数派のサヨコを演じるお芝居をするのが反対派の人間で。でも、それは雅子にとっては3年間やってきた演劇部最後の年に自分のやりたいものができないなんて。っていう思いだったりとか、責任感だったり優しい想いってあるんですけど、ちょっと言い方を変えちゃったり、ニュアンスを私が変な感じにするとただのわがままな子っていう印象になってしまうんじゃないかなと思ったので、そこはちょっと気を付けて演じるようにしています。」

高橋健介さん
「個人的な役作りもそうなんですけど、まずは普通の高校生が集まっている部室という雰囲気作りというか、できるだけナチュラルにというところを最重要課題としてみんなでやってきています。そのなかに転校生、異物の人が入る。という全体の雰囲気作りのほうが今回は難しく、最初は結構何回も何回も繰り返して雰囲気作りもできて、それはよかったなと思います。」

Q:今回鶴田さんが総監督ということで、ホラー指導はいかがでしたか?

●鈴木絢音さん
「セリフの言い方だったりとかはやっぱり普段やっているような感じとは違う感じで教えていただいて、それが怖さにつながっていたらいいなって思っております。」

●尾碕真花さん
「”じーっと見てなかった?”というセリフがあるんですけど、まあ普通に言ったら、”じーっと見てなかった?”というくらい短めなんですけど、そこをもうちょっと印象づけたりとか怖くしたいって鶴田さんにおっしゃっていただいて、そこを劇中に”じーーーーーっと見てなかった?”とわざとやってるんですけど、確かにこれ言われないと自分じゃ気づけなかったなという点が他にも多々あって、なるほど!こうやって恐怖を仕上げていくんだと思いました。」

●高橋健介さん
「Jホラーの父ということで、怖い方なのかなと思っていたんですけど、全然そんなことはなくて、12月30日が鶴田さんのお誕生日だったんですけれども、みんなでお祝いしてたら、”誕生日なんてこの年になると嬉しくないよ”と言いつつ、嬉しがってました。

 鈴木さん・ 尾碕さん「(笑)」

そんな素敵な父でした。」

Q:2022年最初の舞台ということで、抱負を教えてください

●鈴木絢音さん
「のんびりと生きていけたらいいなと思います。」 

 高橋さん「珍しい抱負だね!」

●尾碕真花さん
「私は”気取らず・気負わず・気楽に”というこの3つの「気」を大事にのんびり生きていけたらいいなと自分らしく過ごせたらいいなと思ってます。」

●高橋健介さん
「若い後輩たちがいっぱいできて、追い抜かれるか心配なので、とにかく生き急いで、とにかく生き急いで、高橋健介ここにあり!という感じでやっていけたらいいなと思いますけれども……そんな感じですかね。はい(笑)」

Q: 尾碕さん・高橋さんからみて、鈴木さんの印象などを教えてください

●高橋健介さん
「めちゃくちゃ変な子です。

 鈴木さん「あはははは(笑)」

すごい嘘つきなんじゃないかと思うんですけど、2時間30分毎日半身浴してるって。うっわ!すげーやっぱトップアイドルだなと思って。その話を聞いた次の日に”今日も2時間30分してきたの?”って聞いたら、”今日は30分でした。”と言われて、すげー嘘つくじゃんと思って(笑)そんなすごい真ん中として、みんなを引っ張ってくれるような特別な存在感がある、素敵な方だと思います。後半部分だけ使ってください!」

 鈴木さん「あはははは(笑)」

●尾碕真花さん
「私もあんまり人と距離を縮めるのが得意じゃないですし、おそらく鈴木さんも人見知り?とおっしゃっていたので、距離感のある、勝手にクールな方なのかなと思ってたんですけど、稽古中とか、みんながひとしきり笑い終わった後、なんか別のところで笑ってるとかで、え?そこでそんな大笑いする?みたいなちょっと変だなと思いながら、でも、なんかすごいゲラっていうんですか、よく笑う、ツボの浅いところが私もちょっとゲラ気味なので、ちょっと似てるなと思いながら、すごく優しい方だなと思ってます。」

Q:実際に自分がサヨコに選ばれたら、3つの約束を行いますか?

●高橋健介さん
「めちゃくちゃいい質問ですね。最初の赤い花を生けるぐらいはやるかな?ぼく個人的にスタートはやって、性格的に誰にもばれないっていうのを1年間守れるかどうかっていうぐらいからちょっと怪しくなりますね。

  尾碕さん「おしゃべりだから?」

そう。この界隈一口軽いんで僕に秘密ごととか言わないほうがいいです。」

  尾碕さん「はははは(笑)やだー」

●尾碕真花さん

「私は花を生けすらしない。

 高橋さん「生けてよ。全然物語始まらないじゃん」

一年そんな重大な重責っていうの?責任を負いたくないので、もうはなからやらない。サヨコじゃないことにする。自分のことを。誰かにサヨコをなすりつけたいですね。」

●鈴木絢音さん
「私はしっかりやるんじゃないかなと思うんですけど、1年間ニヤニヤし続けていると思います(笑)」

Q:最後にこれから観る方への見どころやPRをお願いいたします

●代表して鈴木絢音さんから
「2022年の観劇初めになるかともいらっしゃるんじゃないかなって思うので、気合を入れて、頑張っていきたいなと思っておりますし、ありがたいことにチケットが売れ行きがいいみたいで、劇場に来られないよという方もぜひ配信でみていただけたら嬉しいなって思います。頑張ります!よろしくお願いします。」

チケット・配信情報

公演期間は1/7(金)~1/16(日)です。残念ながらチケットは完売しているものの、配信チケットは販売中です!

【Rakuten TV 独占ライブ配信】

配信実施公演

202219日(日)18:00公演

視聴期間

ライブ配信:19日(日)18:00 ~ ライブ配信終了まで
ディレイ配信:116日(日)17:00 ~ 123日(日)23:59

配信チケット価格

3,500円(税込)

チケット販売期間

ライブ配信:1224日(金)17:00 ~ ライブ配信終了まで
ディレイ配信:1224日(金)17:00 ~ 123日(日)18:00

URL

Rakuten TVにて販売中

https://live.tv.rakuten.co.jp/content/402956/

http://sayoko-is-back.jp/ticket/

公演情報

公演名:舞台「六番目の小夜子」

原作:恩田陸『六番目の小夜子』(新潮文庫刊)

総監督:鶴田法男

脚 本:小林雄次

演 出:井上テテ

企画協力:新潮社

公演期間:2022年1月7日(金)~1月16日(日)

公演会場:新国立劇場 小劇場 

キャスト:津村小夜子/鈴木絢音(乃木坂46、花宮雅子/尾碕真花、関根秋/高橋健介、唐沢由紀夫/熊谷魁人、沢木容子/山内瑞葵(AKB48)、加藤彰彦/飛葉大樹、佐野美香子/仲美海(劇団4ドル50セント)、溝口祐一/大原由暉、西野真耶/志田こはく、花崎那奈/(ボクラ団義)、緑谷紅遥/(ボクラ団義)、設楽正浩/山本涼介、黒川先生/森下能幸

主催 舞台「六番目の小夜子」製作委員会

http://sayoko-is-back.jp/
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