パリオリンピックでの日本バスケットボール男女の活躍で話題が盛り上がる中、高校バスケットボールを題材にした青春ストーリー『ファストブレイク』(大ヒット公開中)の公開記念舞台挨拶が、11月23日(土)に行われました。主演の中沢元紀さんをはじめ、キャスト・監督が登壇した舞台挨拶の様子をお届けします。
高校バスケットボールを題材にした青春ストーリー『ファストブレイク』
個性派若手俳優とベテラン俳優の共演!
主演はTBS日曜劇場「下剋上球児」(23)で犬塚翔役を好演し、その確かな演技力が今注目を集めている若手実力派俳優・中沢元紀さん。純粋にバスケットボールが好きになり、仲間と共にバスケでライバルに勝ちたいと本気で願う高校バスケ部新入部員の主人公・草村駿斗をリアルに演じます。
そのほか、バスケ部メンバーに「仮面ライダージオウ」(EX)明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ役で出演した押田岳さん、舞台「鬼滅の刃 」シリーズで初代の主人公 竈門炭治郎役を務めた小林亮太さん、舞台「おそ松さん」F6ドド松役で出演した中山優貴さん、舞台「刀剣乱舞」南泉一文字役で出演した谷水力さん、「CAMPUS BOYS 2022」グランプリを獲得し、映画「遺書、公開」の公開も控える荒井啓志さん、ライバル校バスケ部メンバーには舞台「あんさんぶるスターズ !エクストラ・ステージ」〜Destruction × Road〜羽風薫役で出演した奥谷知弘さんとミュージカル「忍たま乱太郎」に出演した京山陽春さん、ほか「ツキウタ。」ステージ睦月始役で出演した校條拳太朗さんと映画『東京リベンジャーズ2』東京卍会 参番隊役で出演した田中柊羽さんと個性あふれるイケメン俳優が多数出演しています。
ベテラン俳優陣は、主人公と因縁ある野球部顧問役を名バイプレイヤーの大鶴義丹さんが務め。また、公明正大な学校長役に川上麻衣子さんが熱演。
監督はドラマ「世にも奇妙な物語」「ひぐらしのなく頃」など数々の脚本を手掛け、ラブコメディ『不倫ウイルス』(22)を監督した長谷川徹さんが務めます。
ストーリー
草村駿斗は中学卒業と同時に不良も卒業する。そして、母親を安心させたくて私立峯南大学附属第三高校へと進学した。駿斗は大学推薦目当てで部活をしようと思う。そこにバスケ部員たちがスカウトにくる。実際にバスケをして、楽しいと感じた駿斗は速攻で入部を決める。
じつは、バスケ部は部員数が足りず廃部の危機にあった。バスケしたい一心で駿斗は練習に励み、新入部員を勧誘し、幽霊部員も復帰させた。そして、ようやく仲間が集まって公式戦の出場が決まった!
……だが、すぐに状況は一変した。駿斗の過去のケンカが発覚して、バスケ部に活動停止処分が下ることになったのだ。不良に絡まれた女子高生を救っただけでも、教師たちには信用してもらえない。そこで、せめてバスケ部の仲間を守りたい駿斗が取った行動とは――?
イベントレポート
日時:11月23日(土)
場所:グランドシネマサンシャイン池袋
登壇者:中沢元紀、押田岳、小林亮太、荒井啓志、奥谷知弘、京山陽春、長谷川徹監督
注目の若手俳優たちが集結する作品ということで、公開記念舞台挨拶のチケットは完売! 熱気があふれる会場にキャスト陣が登壇すると、客席からは大きな拍手とともに歓声がわき起こった。壇上に上がった監督、キャスト陣は、観客に向けて感謝の気持ちを込めながら、お辞儀を行っていた。続けて主人公・草村駿斗役を演じた中沢元紀が、「本日は短い間ですが、よろしくお願いします」と一言挨拶を行い、トークタイムに展開していく。
<ボックスの中に入っている質問テーマを引いた者は、必ず答えなければいけない>というスタイルで、トークパートが進められていく。初めに中沢元紀が引いた質問は、<もし学生時代に戻れるなら何をやり直す>という質問だった。
質問に対して中沢元紀は、「最近楽器に興味があります。 他の映画作品を見た影響を受けて、“楽器が弾けるってかっこいいな”と感じました。小さい頃から、ピアノとか習っていたら身につきやすいじゃないですか。なので戻れるなら、ピアノといった楽器にチャレンジしたいなと思いました」と回答する。
主人公のチームメイトとして登場する、才賀覚役を演じた押田岳は、「一時期ジャズバーにハマっていた時があったので、俺はサックスがやりたいです。俳優の武田真治さんみたいに、アドリブで楽器を吹けるようになれたらかっこいいなと思います」と語り、それぞれ演奏者になってみたいという憧れを明かしていた。
主人公のバスケ部に立ち塞がる、ライバル校のバスケ部メンバーとして登場する、堂路偉役を演じた京山陽春は、<今まで成し遂げてきたことで1番感動したことは?>という質問を引いた。「やっぱりこの世に生を受けたこと。生まれた瞬間にやっぱ感動しすぎて、多分おぎゃあって言っちゃいましたもんね」と茶目っ気のある発言に、共演者から一斉のツッコみが入っていた。しかし観客席からは笑い声が聞こえており、場を盛り上げてくれた。
同じくライバル校のバスケ部メンバーとして登場する、鬼頭恭平役を演じた奥谷知弘は、「小学校の頃に富士山に登ったんですが、御来光を見た時は感動しましたね。小1ぐらいで登ったので、すごい辛かったんですけど、頂上で食べた塩むすび本当に美味しかったな」という、素敵なエピソードを披露していた。
主人公が所属するバスケ部のマネージャー・角野慎之助役を演じる荒井啓志は、<今後演じてみたい役柄は?>という質問を引く。「スゴイ悪い役をやってみたいです。全世界を敵に回すようなくらいな、もうほんとにほんとにあの人嫌だとなるくらいな、悪役をやってみたいです」と意外な役柄が飛び出すと、観客たちも驚いた表情を見せていた。
続けて中沢元紀に話が振られると、「若手刑事役をやってみたいです。ベテラン刑事さんと一緒に、バディを組んでる新人刑事役ですね」といった内なる希望が明かされていた。ネクストブレイク俳優が集結したこともあり、話に花が咲いた質問となっていた。
続けて押田岳が引いた質問は、<今だから言える、長谷川徹監督に伝えたいこと>という内容だった。「すごいタイトな撮影スケジュールだったのですが、もうちょっと長くやりたかったな」という回答を果たすと、他のキャストたちも頷いていた。主人公が所属するバスケ部のキャプテン・根本正道役を演じた小林亮太が続き、監督に向けて小さな告発を行ってくれた。「『ファストブレイク』は、“青春作品”だという事もあり、全員今日の衣装に青を取り入れようという話になったんです。それぞれ前面に青をあしらっているんですけど、監督はここにあるんですよ!」とかけているメガネを指摘すると、監督は恐縮した表情を浮かべていたものの、観客からは笑い声が聞こえてきた。
トーク力があるとMCから賞賛されていた小林亮太が、質問ボックスに手を入れて引いた内容は、<これだけは負けない。私の最強なこと>だった。「俺はダンスです。ダンスを20年くらいやってるので、負けないと思います」と断言すると、“オー”という声が聞こえてきた。
本作の冒頭シーンで、美しい肉体美を披露してくれる中沢元紀からは、「僕は筋トレしてるので、ベンチプレスなら負けないかもしれません。いま役作りで身体を大きくしていて、ちょうど昨日に 95キロという記録を更新しました。年内100キロを目指しています」と、現在進行形で肉体改造を行っている事を明かしてくれた。
最後に質問ボックスに手を入れた奥谷知弘は、<共演者の第一印象を教えて>というものだった。「撮影日数が少ないこともあり、めちゃくちゃ絡めたわけじゃないですが、ずっとヨシン(京山陽春)とは、一緒にいる場面が多かったですね。共通の知り合いもいて、色々話を聞いていてステキな奴とは聞いてたんですけど、今日こんなにふざけていて、アレと思っています。ちょっと困惑をしております」とコメントしながら、場を和ませていた。
最後かと思いきや、まだ時間あるということで、本当の最後の一人として中沢元紀がボックスを手に入れる事に。<私の宝物は?>という質問が書かれている用紙を見た中沢元紀は、即座に「ファンの皆様からのお手紙です」と回答した。まるで釣り師の様なコメントを残すと、共演者達からも「この時代だから、手書きの文字ってやっぱすごい気持ちが伝わる」といった、共感する声が出ていた。
なお公開劇場で販売されているパンフレットの中には、長谷川監督のインタビューページが掲載されており、キャスト一人一人に向けて、手紙の様なコメントが寄せられているという。そのページを読んだ小林亮太は、「インタビューを読んで、本当に嬉しかったです。ぜひ皆さんにも見て欲しいです」と語り、パンフレットをアピールしてくれた。
盛り上がった質問ボックスコーナが時間となり終了した。映画の公開を楽しみにしている方に向けて、メッセージを求められた長谷川監督は、「キャストとスタッフと一生懸命作り上げた映画です。観客の皆さんに見てもらって、初めて映画が完成されると思ってます。観客の皆さんも、この映画の完成するために必要な1人だと思っています。昨日映画館で、作品を鑑賞したんです。何回も作品を見てますけども すごく新しい感情が芽生えてきたり、いろんな思い出も蘇ったりして、これからもっと頑張っていこう。前向きな気持ちが生まれてきて、すごく豊かな感情になりました。皆さんもそういったものを、心の中に感じてもらえたら嬉しいなと思います」と、熱いコメントを披露してくれた。
締め括りの挨拶を求められた中沢元紀は、「無事に公開することができて、まずは本当に嬉しいです。 この作品は、本当に監督を初めキャストのみんなと話し合って、助け合って作った作品です。もし面白いって思っていただけた方は、帰ってからSNSに感想を書き込んでいただいたり、家族や友人に面白さを伝えていただけたら嬉しいです。今日は本当に短い間でしたが、ありがとうございました」とコメントして、イベントは大盛況
で終了した。
作品概要
グランドシネマサンシャイン池袋ほか、大ヒット公開中!
〈CAST〉
中沢元紀
押田岳 小林亮太 中山優貴 谷水力 荒井啓志 奥谷知弘 京山陽春
校條拳太朗 田中柊羽 佐久間あゆみ 福留光帆 中根もにゃ 麻弥 田中沙季
鈴木千佳子 芹沢尚哉
大鶴義丹
川上麻衣子
〈STAFF〉
脚本・監督:長谷川徹
製作総指揮:大村恵一
ゼネラルプロデューサー:吉本暁弘 プロデューサー:明石大助 古谷洋行 古川秀明 神谷光
ラインプロデューサー:佐藤悠 アソシエイトプロデューサー:神田明子
音楽:後藤冬樹/[オープニング]ジュリアナの祟り/[挿入歌]大江翔萌美/[エンディング]STARMARIE
撮影・編集:西川祐司 照明:親川龍之介 録音:竹内勝一郎
スタイリスト:後原利基 ヘアメイク:田中紫央 助監督:中根克
製作:ファストブレイク製作委員会
配給:ムービック
2024年度作品/上映時間:83分
公式HP:https://www.movic.jp/shop/pages/fastbreak.aspx
公式X : https://x.com/fastbreak1122
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