舞台「文豪とアルケミスト 旗手達ノ協奏(デュエット)」が6月6日よりシアターHにて開幕! シリーズ第7弾となる本作は、シアターHのこけら落とし公演でもあります。そんな記念すべき本作のゲネプロレポートをお届けします。
※以下ネタバレを含みますのでご注意ください。
舞台「文豪とアルケミスト 」第7弾
原作となる「文豪とアルケミスト」は、人々の記憶から文学が奪われる前に、文豪と共に敵である“侵蝕者”から文学書を守りぬくことを目指す DMM GAMES で配信中の文豪転生シミュレーションゲーム。
第七弾となる本公演では、志賀直哉が強大な侵蝕者を前に、かつての友 小林多喜二との間で揺れる葛藤が描かれます。
ーー侵蝕が進む里見の作品
“侵蝕者”から文学書を守るために再びこの世に転生した文豪たち……
石川啄木(演・櫻井圭登)、高村光太郎(演・松井勇歩)もそのうちの一人でした。
しかし、“侵蝕者”の勢いは止まらず、2人は窮地に立たされます。
そんななか彼らの前に現れた4人の文豪。
志賀直哉(演・谷佳樹)、武者小路実篤(演・杉江大志)、有島武郎(演・杉咲真広)、里見弴(演・澤邊寧央)からなる白樺派でした。
白樺派の圧倒的な強さで“侵蝕者”を排除し、文学書を守ることに成功。
しかし、その最中で里見が負傷。そして、里見の作品『善心悪心』が“侵蝕者”に侵されてしまいました。
ーー志賀と小林の絆
一方で志賀は、かつての友人・小林多喜二(演・泰江和明)のことを思い出します。
かつて、志賀は小林と文のやり取りを行い交友を深め、お互いに尊敬する間柄でした。しかし、小林の書く作品はプロレタリア文学(低賃金で悪条件の労働を強いられている人々の厳しい現実を描いた文学作品)と呼ばれ、貴族階級や検閲に目をつけられ、幽閉……
志賀はなんとか小林を救えないのかと考えます。そんなときに、広津和郎(演・新正俊)からの助言を受けます。それを受け、志賀は小林の元へ向かいます。
そんな志賀を優しく見守る武者小路……
里見の作品を守れるのか、幽閉された小林を救うことはできるのか……
白樺派を取り巻く出来事を、ぜひ劇場であなたの目でお確かめください!
DMM TVにて配信決定!
DMM TVでのライブ配信も決定しています! 配信でも楽しみましょう〜!
ライブ配信:DMM TVにて
https://www.dmm.com/digital/stage/-/theater/=/name=bunal7
■ 配信公演
〈束京〉2024年6月8日(土)12:30公演/17:30公演
〈京都〉2024年6月23日(日)12:00公演/17:00千秋楽公演
■ 販売価格
各公演:3,800円(税込)
6月8日(土)2公演+特別コメント映像(白樺派)セット: 7,500円(税込)
6月23日(日)2公演+特別コメント映像(新文豪)セット:7,500円(税込)
4公演+特別コメント映像(白樺派•新文豪)セット :14,000円(税込)
※4公演セットの特典映像は、2公演セットの映像と同じ内容となります。
囲み取材
本作の見所を教えてください。
谷さん:志賀との関わり合いが深い人たちだけでなく、それぞれが大事な人を想いやる“繋がり”とか、大事な人との時間をより大切に想い合えるメッセージ性が込められた作品だなと思っています。
特に有島兄弟のシーンで、想い合うことはすごく素敵な感情だなって僕は思って、今回の文劇はそれがみなさまに届いてくれたらいいなと思います。
杉江さん:谷やん(谷さん)もね、想い合うっていうことを言ってましたけれども、相手を想った行動って大事だなと思います。あとはアクションがあって、思考を凝らしたところもあるので、そういうところも楽しんでほしいです。
泰江さん:本当にもうなんか全部! って言いたいんですが、小林多喜二としては今回ストーリーの軸になっているので、志賀直哉との師弟関係や関わりみたいなものが光るかなって思います。“生きる”というのが強烈に伝わってくる作品になっていると思います。
稽古中に苦労したことを教えてください。
谷さん:文劇(舞台「文豪とアルケミストの略称)の稽古場っていうのはすごくクリエイティブなスタッフさん、役者が集まってるなっていうのを感じていたんです。
僕たち5年ぶりに文劇の世界に入っていくので、溶け込んでいけるか不安はあったんですけど、すぐに世界が入ってきたというか。演出の吉谷さんと、ああだこうだ言いながら、ときには3人(登壇者)と終電近くまで話し合って。「もっとここをこうしたい!」っていう自分たちの気持ちが通じるように、合格点を作り上げました。
そんな稽古時間があって、大変であったと同時にすごくいい時間を過ごせました。だから楽しかったとか大変というよりかは、良い作品を作るためにみんなで時間を惜しまずに作り上げたって感じですね 。
杉江さん:苦労した点は結構全部だなと思って…… 文劇って文豪たちの話なので、言い回しがちょっと難しい部分もあって、あとは殺陣もかなり詰まってて、そこに追いついていくっていうのが今回大変だったなと思います。でもそれよりも、アグレッシブな人が多くて、アグレッシブのぶつけ合いみたいな。もっとこうしたいとか掛け合いみたいなところに、ついていけるようにするのに苦労しました。
泰江さん:「文劇を文劇たらしめてきたものってなんだろう?」ということをずっと考えて、今も考えていて、最終日まで模索すると思うんですけど…… お二人にもご飯行きましょう! と誘って質問させてもらって。本当にそれこそ僕も追い付け追い越せで、良い作品にできたらなと、苦労したポイントでもあるし、本当に楽しい時期を過ごさせていただきました。
先ほど「文劇を文劇たらしめてきたものってなんだろう?」とありましたが、泰江さんにお二人からどんな回答をしたのでしょうか?
杉江さん:知らん(笑)
谷さん:稽古する前に、別の現場で3人でいたときに、和(泰江さん)から「どういう感じなんですか? どういう設定ですか?」とかすごい細かな設定を聞かれたんですけど…… 僕たちは多分「文豪とアルケミストの世界」と「史実の世界」は似てるけども、そこはあまり意識しなくていいから、自分が思う小林多喜二を作り上げるのでいいんじゃないかなっていうアドバイスをしたと思います。
杉江さん:今、改めて考えると吉谷さんからもありましたけど、“想い”かなと思いました。文豪の数だけ想いがあって、想いがあるから作品があって、っていうところが、この作品の根本にあるかなって思います。
今回のカンパニーを一言で表すと何になるでしょうか?
谷さん:陽です。陰陽の“陽”です。明るいキャストが集まったっていうのと、今回のテーマになっている“光”に向かっていくっていうのが、このカンパニーとすごくリンクしてて、すごくいい座組だなと思います。
意気込みをお願いいたします。
泰江さん:ずっと楽屋で言ってるんですけど 、令和6年6月6日、初日公演の時間が6時ということで、すごいときにこけら落としをさせていただけるなと思っております。最高の作品をお届けしていこうと思いますので、最後までどうかお願いいたします。
杉江さん: 久しぶりの文劇の出演で、文劇が好きだったので「相当気合入っていますよ!」ということを始まる前に、演出やスタッフさんに言っていました。稽古が始まって大変なときもありましたが、それでもめげないように、僕も想いを伝えてそれに向き合ってくれて、みんなが精一杯向きあって、作り上げてきた作品です。自信を持って良い作品ができたなと思いますので、ぜひ劇場で観ていただけたらうれしいなと思います。
谷さん:観ていただいたお客様が、「明日からまた頑張ろう!」「一生懸命生きよう!」っていうふうに思ってもらえるような作品に仕上がっていると思います。それで、今回の作品のテーマである“光”が存分に余すことなく、たくさん散りばめられているので、浴びていただき、そして「文劇やっぱ最高だったな!」と思っていただけたら最高です。
キャストスタッフ一同頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします。
公演概要
公演名 舞台「文豪とアルケミスト 旗手達ノ協奏(デュエット)」
公演日程 〈東京公演〉2024 年 6 月 6 日(木)〜6 月 16 日(日) シアターH
〈京都公演〉2024年6月21日(金)〜6月23日(日) 京都劇場
※アフタートークショー実施公演
<東京>
6 月 7 日(金)14:00 公演 白樺派座談会 登壇者:志賀直哉役 谷佳樹/武者小路実篤役 杉江大志/有島武郎役 杉咲真広/里見弴役 澤邊寧央
6 月 11 日(火)13:00 公演 新文豪談義 登壇者:石川啄木役 櫻井圭登/高村光太郎役 松井勇歩/広津和郎役 新正俊/小林多喜二役 泰江和明
6 月 12 日(水)18:00 公演 文劇 2 同窓会 登壇者:武者小路実篤役 杉江大志/有島武郎役 杉咲真広 ゲスト:・久保田秀敏・小坂涼太郎
6 月 13 日(木)13:00 公演 文劇特別談義 登壇者:志賀直哉役 谷佳樹/小林多喜二役 泰江和明
<京都>
6 月 21 日(金)18:00 公演 新文豪談義・改 登壇者:石川啄木役 櫻井圭登/高村光太郎役 松井勇歩/広津和郎役 新正俊/小林多喜二役 泰江和明 ゲスト:平野良
6 月 22 日(土)17:30 公演 白樺派座談会 登壇者:志賀直哉役 谷佳樹/武者小路実篤役 杉江大志/有島武郎役 杉咲真広/里見弴役 澤邊寧央
チケット 全席指定:10,500 円(税込)
【一般販売中】
イープラス https://eplus.jp/bunal7/
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/bunal7/
ローソンチケット https://l-tike.com/bunal7/
※未就学児入場不可
※営利目的の転売禁止
※公演中止を除き、払い戻しはいたしません。予め御了承下さい。
※車いす席をご利用のお客様はチケットをご購入の上、事前にお問い合わせ先にご連絡ください。
※お席の場所によりましては舞台・映像・演出の一部で見えづらい箇所がございます。
※出演者及び公演スケジュールは予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
※この物語は、フィクションです。実在する人物や団体、政治、宗教、出来事等とは一切関係ありません。
出演者 志賀直哉 :谷佳樹
武者小路実篤 :杉江大志
有島武郎 :杉咲真広
里見弴 :澤邊寧央
石川啄木 :櫻井圭登
高村光太郎 :松井勇歩
広津和郎 :新正俊
小林多喜二 :泰江和明
アンサンブル :町田尚規
多田滉
山口渓
田中慶
石澤友規
松崎友洸
山田隼人
杉山湧哉
スウィング :大蔦幸太
原作 :「文豪とアルケミスト」(DMM GAMES)
監修 :DMM GAMES
世界観監修:イシイジロウ
脚本 :なるせゆうせい(オフィスインベーダー)
演出 :吉谷晃太朗
音楽 :坂本英城(ノイジークローク)
主催 :舞台「文豪とアルケミスト」7製作委員会
【公式 HP】 http://bunal-butai.com/
【公式 Twitter】 @bunal_butai (ハッシュタグ #文劇 7)
※この物語は、フィクションです。実在する人物や団体、政治、宗教、出来事等とは一切関係ありません。
©2016 EXNOA LLC / 舞台「文豪とアルケミスト」7 製作委員会