6月1日より六行会ホールにて開幕した、ゼロテラ /002 「クラド 弐心協奏」(ふたごころきょうそう)。
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※以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。
逆2.5次元シリーズ第2弾!
【クラド】シリーズは赤星ユウさんが率いるゼロテラが、2022年より展開する逆2.5次元シリーズ。クラドはかつて美しい景観をほこったものの、「水」害によってその姿を失った街、出雲水都(イズモスイト)を舞台に任侠と官僚という正反対の男たちの姿を描きます。
~あらすじ~
かつて隠世(かくりよ)の浜と呼ばれるほど美しき奇観を誇った出雲の地は、 度重なる再開発の末に「水」害に吞み込まれ、 やがてバブル崩壊と共にゴーストタウンと化した。いつしか其処は黒社会の任侠一家・八戸掛組(やとかけぐみ)が支配する、 毒々しくも絢爛豪華なネオン街…リゾートカジノ【クラド】を有する【出雲水都-イズモスイト-】として新たに生まれ変わった。
エリート街道を突き進む経済産業省の公職員・新國(にっくに)アラトは、かつて不可思議な因果に巻き込まれその地を訪れ、やがて自分に“ニック”というあだ名を授けた忘れられない青年の記憶を胸に抱いたまま「東京」への帰還を果たした。それから数年後。ニックは八戸掛組の凋落により大きく様変わりした【出雲水都】の調査のため、再びその地へと降り立つ。
西日本の黒社会の元締め「霊願寺(りょうがんじ)グループ」の命令により八戸掛組の分派である五狼会(ごろうかい)は北九州から【出雲水都】に本拠地を移し、八戸掛組の傘下と成り下がっていた宗教団体・出雲日ノ出教は謀反を起こし独立。それに乗じて水面下で黒社会摘発の機会を伺っていた警察行政機関「山陰特殊警ら局・通称S.A.S.P.A.D.E.-SAnin Specific PAtrol DEpartment-(サスペード)」も独自に動き始め、一触即発の雰囲気を放っていた。
そんな中、ニックはS.A.S.P.A.D.E.の隊員を育成する「山陰警ら学府」に通う学生、鹿喰(ししばみ)エルと出逢う。「鹿喰」という名字を「しかくい」と誤読したことがきっかけで、ニックは鹿喰エルを“シカク”というあだ名で呼ぶことになる。
ニックとシカクは新たな形に進化し続ける【出雲水都】と【クラド】に、共に向き合っていく。
https://zeroterra.jp/crud2/
第1作では、官僚である新國アラトが東京から島根の辺境地「出雲水都」に左遷され、街を支配していた八戸掛組(やとかけぐみ)が経営するリゾートカジノ「クラド」の真相に迫っていきました。今回はどんな物語が繰り広げられるのでしょうか。
第1作のゲネプロはイケメン図鑑にて公開されていますので、こちらもぜひ!
再びニックは出雲水都へ
この街では、不可思議な巡り合わせに恵まれる
終わりと始まり。全てが重なり合う街、「クラド」
他人の不祥事のせいで出雲水都に左遷され、「クラド」を巡る争いと「水」害に見舞われながらも東京へと帰還を果たした、官僚の新國アラト。
そんな彼に数年ぶりに、出雲水都への出向が命じられます。以前”国のハト”として働いていた九十二代目・日ノ出モノザネが裏切ったことにより、新たに新國が”ハト”として任命されたのです。
渋る新國でしたが、国が対価として差し出したのは八戸掛組の若頭、「テネシー」こと天正ユキの現在の情報。新國は自分に「ニック」というあだ名をつけたテネシーの存在を忘れられずにいました。
国より案内人として紹介された、民俗学者である兼湖(かねこ)とともに数年ぶりに出雲水都へと向かうニック。船から見えたのは、以前にはいなかった警察らしき姿。八戸掛組の凋落の後、警察行政機関である「山陰特殊警ら局」、通称「S.A.S.P.A.D.E.-SAnin Specific PAtrol DEpartment-(サスペード)」が出雲水都に介入していたのです。海辺のS.A.S.P.A.D.E隊員の男の顔はかつてクラドでディーラーだったケイリー(貴井ショウカク)にそっくりでした。
出雲水都に降り立ったニックはさらに驚きます。そこには数年前に八戸掛組とともに消えたはずのリゾートカジノ「クラド」が…… 八戸掛組無き今、五狼会が運営を引き継ぎ本部長となった進堂がディーラーとして活躍していたのでした。さらには、八戸掛組の傘下であったモノザネが率いる宗教団体「出雲日ノ出教」は独立し、出雲水都は三つ巴となっていました。
そんな中、かつてテネシーと出会った海辺を訪れたニック。数年前と同じ変わらない景色を眺める彼に、誰かが声をかけます。
彼の名は鹿喰(ししばみ)エル。S.A.S.P.A.D.Eの隊員を育成する「山陰警ら学府」に通う学生。鹿喰を「しかくい」と読み間違えたことから、彼に「シカク」とあだ名をつけたニック。シカクは無邪気にそのあだ名を喜びます。その姿は、どこかテネシーに似ていました。
公演日時
2023年6月1日(木)~6月4日(日)
六行会ホール
公演は6月1日から4日まで、新馬場にある六行会ホールにて行われます。品川から京急本線で2つ、新馬場の駅からは歩いて3分のところにあります。
当日引換券もあり!チケット情報
チケットは現在一般販売中です。また当日引換券も発売されています!
https://www.confetti-web.com/search_result.php?search_text_post=crud2023
アーカイブ付きライブ配信も決定!
6月2日19時の公演の生配信が決定しています!
一週間のアーカイブ付きなので、何回でも見返せちゃいますね。
グッズは通販でも購入可能!
ブロマイドや上演台本などのグッズが販売されています!
劇場での販売のみならず、事前、事後通販もあります。
公演概要
ゼロテラ /002
『クラド 弐心協奏ふたごころきょうそう』
脚本・演出:赤星ユウ(ゼロテラ)
2023年6月1日(木)~6月4日(日)
六行会ホール
ニック【新國(にっくに)アラト】:千葉 瑞己
シカク【鹿喰(ししばみ)エル】:大久保 樹
辰爾(たつみ)ムソウ:山沖 勇輝
貴井(きい)カセン:斉藤 秀翼
進堂(しんどう):松原 凛
豊鷲見(とよずみ):湊 竜也
兼湖(かねこ):古畑 恵介
九十二代目・日ノ出(ひので)モノザネ:笠原 織人
テラダイバー:東井 隆希 飯原 優 依光 希空 櫻井 尚輝
STAFF
脚本・演出:赤星ユウ(ゼロテラ)
制作:ヴァカーエンターテインメント
企画・製作:ゼロテラ