【ゲネプロレポート】舞台「嘘つき」|多重人格な立花ショウの心の闇とは……

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1月18日より開幕した舞台「嘘つき」。ゲネプロレポートをお届けします!

目次

人はみんな嘘をつく。さてあなたは嘘つきですか。

この世は嘘でできている…。

ある日、未解決事件の犯人、立花ショウが警察に自首をする。

事件は無事解決に向かうと思われたが…。

彼は多重人格であり、精神鑑定を行うことに…

精神科医の倉橋マユ、そして刑事たちは立花ショウの心の闇、事件に迫る。

何が嘘で何が真実か…

本当の自分とは…?

貴方は嘘つきですか?

https://stage.t-gene.com/usotsuki/index.html

舞台「嘘つき」は、歌手・俳優として脚本・演出家として活躍される田中彪(たなかひょうが)さんの初の長編作品として2019年9月に上演されました。今回3年4か月ぶりにキャストをほぼ一新し再演されました。

未解決事件の犯人として警察に出頭してきた男、立花ショウ。多重人格である彼の、一体何が真実で何が嘘なのでしょうか。

※これより先は一部ネタバレがございます。

一体何が嘘で何が真実なのか

「殺したの僕です」

舞台上の椅子と白い仮面

舞台上に置かれた一脚の椅子、そしてその上には白い仮面。
スクリーンにキャストやあらすじの紹介が映し出されたところから物語はスタートします。

自首する立花ショウ(氏家蓮さん)

千葉県柏市で起こった連続殺人事件の犯人が自首してきます。彼の名前は”立花ショウ”。しかし取り調べで彼は「自分が誰なのかわからない」といいます。そして自身が起こしたはずの殺人も、気が付いたら目の前に人が倒れていて、そして自分の手に血の感触が残っているのだと。

警察は当然その供述を疑いますが、取り調べを担当した刑事(石津雄貴さん)は彼が嘘をついたように見えず、まるで別人と話しているような印象を受けたと、先輩刑事である三上タクヤ(湯本健⼀さん)と佐藤カズ(図師光博さん)に伝えます。

    立花ショウの調書をみる刑事3人(左から石津雄貴さん、図師光博さん、湯本健一さん)

そんな話を聞き佐藤は立花が解離性同一性障害、いわゆる多重人格なのではないかと指摘。それを信じられない三上は、改めて立花ショウの取り調べを行うことに。
その途中で突然立花ショウにつかみかかられ、ケガを負ってしまいます。

 三上に突然つかみかかる立花ショウ

ますます解離性同一性障害である可能性がでてきた立花ショウ。
精神鑑定を行うために精神科、倉橋マユ(藍澤慶子さん)の元に依頼がやってきます。

立花ショウの情報を確認するアキラ(阿瀬川健太さん)とマユ(藍澤慶子さん)  

同じ精神科のアキラ(阿瀬川健太さん)に連続殺人犯の鑑定をするのは危険ではないかと制止されながらも、マユは鑑定依頼を受けることに……

   立花ショウの精神鑑定を行うマユ

そうして、マユは立花ショウは出会うことに。立花ショウに、生まれやそして両親のことを聞きました。両親の話をしている最中、事故死としてなくなっている自分の両親も自分が殺したと。と言い放ちました。その瞬間、彼の心の中に在る第2の人格が現れ、暴れはじめます。

過去を思い出してしまう立花ショウ

この日の面会はこれで終了に。
しかしマユは立花ショウの悲しい目、今にも消えてしまいそうな目が気になります。

2人きりで鑑定を行うマユと立花ショウ 

後日また精神鑑定を行うマユ。立花ショウと2人きりになった彼女は、医者と患者としてではなく2人で話したかったと彼に伝え、前回の続きを聞き出します。

そこで次々と語られる立花ショウの過去。多重人格になる原因を作った最初の出来事。彼と家族との間にどんな歪みが生まれてしまったのか……

回想シーンにて、幸せそうな立花ショウとその両親(左からかよう愛子さん、浮谷泰史さん)
立花ショウの回想シーン

立花ショウの次の人格、殺人犯である第2人格が現れます。そして、第2人格がマユに言います。
名前のない第2の人格の他に、マサ(澤邊寧央さん)、アユミ(小林れいさん)、そしてミツル(竹石悟朗さん)の3人格が存在することを

マユの元に現れる他の人格たち

この人格たちは全員心に傷を負っていました。なぜ彼は多重人格になったのか、そして、この人格たちはどう生まれたのか。

仮面をつける立花ショウ

果たして何が真実で何が嘘なのか。そして立花ショウはどうなっていくのか……
続きはぜひその目でお確かめください!

新たなキャストで再演!

未解決事件の犯人として警察に出頭してきた主人公、立花ショウ氏家蓮さんが演じます。

取調室に入ってくる立花ショウ

氏家さんは今回の舞台の主題歌「嘘つき」も歌われています。オープニングのかっこいい演出も目が離せません!

オープニングでのキャスト陣

ショウの中にある人格、マサ役を演じたのは澤邊寧央(さわべねお)さん。

 施設で戯れるマサとミキ姉(小菅怜衣さん)

第3の人格であるマサは主人格の立花ショウとは違い明るい性格で児童養護施設で育ちます。父親のように接してくれる小倉ユウジや何かと気にかけてくれる須藤ミキとともに前向きに過ごし、やっと幸せを手に入れられると思った矢先、事件は起こります。

ミキ姉、ユウジ(オオダイラ隆生さん)とともに話すマサ

小林れいさんが演じたのは第4人格のアユミ。立花ショウの中にある唯一の女性人格です。

悲しい顔で客席を見渡すアユミ

飲み屋を経営するママである中村トオルと過ごすうちに現れた人格で、ママのお店で彼氏に貢ぐモエとともに働いています。

ママ(永石匠さん)、モエ(若松春奈さん)ともに笑いあうアユミ

平和な日々を送っていましたが、ここでも問題が起こってしまうのでした。

モエの彼氏、タツヤに(寺木慧佑さん)迫るアユミ

竹石悟朗さんは、ショウの最後の人格ミツル役。

マユにこれまでを語るミツル

どうせ人はみんな嘘をつく、ならば自分も嘘つきになればいいと生まれた人格で、他の人格の悲しい思いや憎しみの断片からできているとマユに語り、決して自分たちだけではないと言います。ほかの人格とは異なり、自分以外の人格も認識しています。彼から語られるのは真実か、それとも嘘か。

マユと指切りをするミツル

立花ショウの精神鑑定を行う倉橋マユ藍澤慶子さんです。

精神科医倉橋マユ

殺人事件の犯人として自首してきた彼の過去に一体何があったのか、精神科医として、そして倉橋マユとして彼を助けるために奮闘します。

立花ショウの手を取り、訴えかけるマユ

彼を追う刑事の1人である、佐藤カズ役として出演の図師光博さん。

マユに立花ショウのことを聞く佐藤

他の刑事に比べて多重人格に対して知識があり、マユにさまざま話を聞きながら立花ショウの過去を探っていきます。

妹であるミナコ(渡邉ひかるさん)を後ろから抱きしめる佐藤

実は彼にも悲しい過去があるのでした。

公演日時・チケット・会場

公演は2023年1月18日から22日までの全9公演で行われます。19日、20日の昼公演後にはミニトークショーも開催されます。


チケットはS席とA席の2種類。S席には特典として、客席の前方3列の確約と、非売品の2L ブロマイドがついてきます。現在チケットはまだ販売中で、当日券の販売もあるそうです!さらに回数によって異なるリピーター特典も!ぜひ公式Twitterやホームページで詳細をご覧ください。

▼舞台「嘘つき」公式ホームページ
https://stage.t-gene.com/usotsuki/index.html

会場はすみだパークシアター倉。JRの錦糸町駅や半蔵門線押上駅など最寄り駅が多く、どの駅からも徒歩15分以内で行くことができます。今回の舞台は入口が大横川親水公園側となるので、そこはお間違えなく!シアターは舞台と客席の距離が近く、席自体の傾斜もあるため後ろの席でも見やすく、迫力のある演技を味わうことができます。シアターには隣接しているカフェスペースがあるので、飲み物や軽食を楽しむこともできます。

ガチャガチャも!手に入れたいグッズ情報

会場では、パンフレットやサウンドトラックなどの販売や撮影会のチケットの販売を行っています。公演チケットをお持ちでない方でも公演開始30分後より15分間は購入可能です。

また会場では缶バッチのガチャガチャも!1回500円でキャストの缶バッチを手に入れることができます。なんだかワクワクしますよね!

なんと全公演生配信!

なんと全公演生配信予定です。各公演日から2週間のアーカイブ付き、アフターイベントのある回はアフターイベントまで含まれています。これは豪華ですよね!
チケットは各公演4,500円、また全公演の通し視聴券35,000円の2種類です。遠くて舞台に行けない方や予定が入ってしまった方はぜひこの機会に!


▼配信チケットページ
https://www.confetti-web.com/search_result.php?search_text_post=usotsuki_streaming

公演情報

脚本/演出:田中彪

照明:申政悦(untitled light)

音響:田中慎也

美術:愛知康子

衣装:かよう愛子

舞台監督:住知三郎

制作チーフ:滝沢有菜(HARUStage)

プロデューサー:田中彪

総合プロデューサー:田中一成

主催/制作:T-gene stage

https://stage.t-gene.com/usotsuki/index.html

【出演者】

氏家蓮

澤邊寧央

小林れい

藍澤慶子

永石匠

小菅怜衣

阿瀬川健太

浮谷泰史

若松春奈

渡邉ひかる

かよう愛子

オオダイラ隆生(劇団6番シード)

寺木慧佑

石津雄貴

図師光博

田中彪

湯本健一

竹石悟朗

https://twitter.com/tgene_stage/status/1596326508259201024
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