毛利亘宏さんと西森英行さんによるプロジェクト「HELI-X」。その最新作「HELI-XⅢ～レディ・スピランセス～」がついに開幕しました。今回は「HELI-X III〜レディ・スピランセス〜」を公開を記念し、過去作品をおさらいします。この記事を読んだ後には、「HELI-X」にどっぷりハマっていることでしょう！
特集能力を持つ「HELI-X」の物語
「HELI-X（ヘリックス）」は、少年社中の毛利亘宏さんとInnocentSphereの西森英行さんによるプロジェクトです。2.5次元ファンにとって、毛利さんは「ミュージカル『黒執事』」や「ミュージカル『薄桜鬼』」、西森さんは「ミュージカル『憂国のモリアーティ』」でお馴染みですね。
近未来を舞台に人知を超えた特殊能力を持つ人々「HELI-X」たちの抗争を描いた本作は、2020年に第1弾が上演。翌年には続編である「HELI-XⅡ～アンモナイトシンドローム」が上演されました。
そして今年、第3弾となる新作「HELI-XⅢ～レディ・スピランセス～」が上演されます。
「HELI-X」ゼロとアガタとの出逢い。そして、ゼロの真実の扉が開かれる……
大和の人々は平和に暮らしていると思われたが、ユナイトの占領下に置かれていることをよく思わない集団もいた。大和の解放に向け、HELI-Xによる犯罪が横行するなか、「大和自治軍」には「螺旋機関」が設立される。「螺旋機関」は特殊能力を持つHELI-Xが集まり、HELI-X犯罪を制圧する部隊であった。そこに一般人である大和自治軍の軍人のアガタタカヨシ(菊池修司)が送り込まれる。
軍から脱退するための最後の任務のため、螺旋機関にスパイとして潜入したアガタ。内側から螺旋機関を制圧するように依頼されていた。そんな矢先、螺旋機関のもとに愛国者を名乗るテロリストの立てこもり事件の知らせが届く。現場に行くと、クライというHELI-Xが現れる。クライは「また会うだろう。」と謎のメッセージを残していった。
一方、裏社会を牛耳るマフィア「ブラックブラッド」の暗殺者ゼロはTRANSし、時間を戻せる能力を身につけ、HELI-Xとなった。ゼロがTARNSをしたのは殺された恋人カイの仇であるクライを討つためであった。クライは「ブラックブラッド」の一員でカイの親友でもあった。クライを見つけ、仇を討とうと戦闘中にある出来事が起こる。
そこにアガタがやってきたのだ。
アガタは亡くなったカイと瓜二つであった。戸惑うゼロにクライが真実をみせる。カイは「ブラックブラッド」のボスであるブラッド、カイの実父に殺されたのだった。ゼロとアガタは過去へ戻りカイを救おうとする。しかし、カイを救うことはできず「ブラックブラッド」への復讐を誓う。
その裏で「大和自治軍」は螺旋機関を制圧しようと、アガタを利用し螺旋機関の司令官カンザキを捕獲する。しかし、「大和自治軍」が「ブラックブラッド」の後ろ盾を借り、ユナイトにクーデターを仕掛けようとしていたことが発覚。カンザキはこれを利用し、「螺旋機関」は「大和自治軍」と手を組み、マフィア「ブラックブラッド」を制圧することになる。
「ブラックブラッド」のもとへ向かうゼロをなぜか見捨てられないアガタは共に復讐に向かう。晴れて復讐を果たし、アガタは「大和自治軍」を脱退し、「螺旋機関」の一員となる。そして、ゼロも「螺旋機関」の一員となり、アガタとゼロがバディを組む。
「HELI-X Ⅱ」HELI-Xが支配する国を目指すアンモナイトシンドローム
シリーズ2では、「螺旋機関」の一員となったゼロとアガタが新たな事件に向かう。
「螺旋機関」にユナイトからHELI-Xであるオシリス捜査官がやってきた。「螺旋機関」の一員となったゼロとアガタは、オシリス捜査官の依頼によりHELI-Xによる犯罪組織「アンモナイトシンドローム」の首謀者、イモータルの殺害が命じられる。
2人は調査をするうちに、本当の首謀者はイモータルではなく、オシリスであることが発覚。オシリスはHELI-Xが人間を支配する世界を創ることを企んでいた。
そんなとき、アガタの様子がおかしくなってしまう。どうもゼロの能力がアガタの身体に影響を及ぼしているらしい。カイの記憶がアガタの頭の中に流れ込んでくるようになり、アガタは自分が何者なのか混乱に陥ってしまった。
その混乱に乗じて、オシリスはアガタを連れ去った。そこでアガタはオシリスにより衝撃的な事実を聞かされる。HELI-Xであるオシリスの能力は2つ。ひとつはテレパシーで人を操ること、もうひとつは人を蘇らせること。アガタは、オシリスによって蘇ったカイだったのだ。
アガタがカイの蘇りだと知り、最初は困惑しオシリスに対抗していたゼロ。しかし、ゼロには、カイが殺された日に戻ったときから気になっていることがあった。それはカイが自分を裏切り、ブラッドに助けを求めたこと。それを確かめるべくゼロはアガタに聞く。あのとき自分を裏切ったのか…… と。
アガタの答えは、「裏切った。ゼロを捨てた。」愛する人に裏切られたゼロはこの世界を壊すと決意し、オシリスと一緒に「アンモナイトシンドローム」の道へと進むこととなった……
公演中！「HELI-X III」謎のエリート軍人の本当の狙いとは……
公演中！「HELI-X III」謎のエリート軍人の本当の狙いとは……
「アンモナイトシンドローム」の首謀者・オシリスと共にHELI-Xが支配する世界を目指すこととなったゼロ。それに対し、クライとワカクサの組織「ツインイプシロン」は彼らの計画を阻止するが、そこにサッドネスが現れて……
一方、カンザキ大佐率いる「螺旋機関」に、「国際平和連盟」のセーレとフルカスが来て、螺旋機関の指揮権を自分たちのものとした。そして「アンモナイトシンドローム」と「ツインイプシロン」、それぞれの幹部の抹殺を命じた。当初はエリート軍人と思われたセーレとフルカスの経歴が、偽りであったことが発覚し……
「HELI-X」たちの未来をかけた戦いが始まります！
元宝塚男役が出演！
ゼロ 役：玉城裕規
https://www.heli-x-p.com/3lady/
アガタタカヨシ 役：菊池修司
クライ 役：宇野結也
リュウジン 役：輝馬
シデン 役：後藤大
ワカクサ 役：立道梨緒奈
シュンスイ 役：松田昇大
サッドネス 役：星元裕月
レスター 役：服部武雄
Dr.皇光生 役：田辺幸太郎（少年社中）
イモータル 役：杉江大志
オシリス 役：平野良
セーレ 役：彩凪翔
フルカス 役：天真みちる
カンザキ 役：久世星佳
菅原健志 細川晃弘 坂本和基 榮桃太郎 相田真滉 大塚優希
前作ではバディとして活躍したゼロとアガタは、引き続き玉城裕規さんと菊池修司さんが演じます。またクライの宇野結也さんやシテンの後藤大さん、サッドネスの星本裕月さんら、主要キャストも続投です。前作で見せた華やかな殺陣もお楽しみに！
また今回ストーリーの鍵を握るセーレとフルカスには、元宝塚歌劇団の男役が務めます。セーレを演じる彩凪翔さんは、2023年上演予定の「舞台『刀剣乱舞』」で大俱利伽羅役を演じることが発表され、大きな話題に。フルカスを演じる天真みちるさんは、在団中「おじさん役」を極めたことやタンバリン芸がテレビで紹介され、一躍有名人となりました。自ら性別を変更できる「HELI-X」の世界に、男役を極めた2人が新しい風をもたらすでしょう！
チケットは好評発売中
東京公演は6月3日から12日まで、池袋のサンシャイン劇場にて、大阪公演は6月18日・19日に新大阪駅前のメルパルクホールにて上演されます。どちらの公演でも、アフタートークショーがおこなわれる回があります。
チケットは各プレイガイドで一般発売中。当日券は各公演、開場時間より劇場入口の当日券売場にて販売されます。詳細は舞台公式HPにてご確認ください。
チケットぴあ https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2201441
ローチケ https://l-tike.com/search/?lcd=33777
本編のスピンオフが楽しめる小説集がグッズに登場！
グッズ売場ではトートバッグやアクリルスタンド、ブロマイドなどが販売されます。シュンスイ役の松田晃大さんがデザインしたマルチケースも見逃せません。
また特別編集 小説集「HELI-X STORYSⅢ Book shelf×青白き月に照らされて」では、舞台本編のスピンオフを収録。衣裳デザイン画や武器の解説もあり、より「HELI-X」の世界を堪能できる一冊となっています。公演パンフレットと合わせていかがでしょうか！
気になって仕方がない人はこちら！ゲネプロレポート
イケメン図鑑では6/3に公演されたゲネプロの様子を取材！見どころや撮りおろし写真を載せているので、要チェックです！
