【ゲネプロレポート】特殊ミステリー歌劇「心霊探偵八雲」-呪いの解法-

特殊ミステリー歌劇「心霊探偵八雲」-呪いの解法- が2月21日、 品川プリンスホテル クラブeXにて開幕しました。ゲネプロと囲み取材の様子をお届けします！

※※以下ネタバレがありますのでご注意ください。

霊視×数学=最強バディが活躍！　特殊ミステリー歌劇「心霊探偵八雲」シリーズ第2弾

“赤い左眼で死者の魂を見ることができる”斉藤八雲と“天才数学者であり大学准教授”の御子柴岳人のバディが事件を解決する物語。第1弾が2023年に上演され、本作は第2弾となります。

今回二人が挑むのは、大学のミュージカルサークルで人が消えてしまったという失踪事件。ぐるっと客席に囲まれたステージをいっぱいに使って、八雲と御子柴を中心に個性豊かな面々たちと事件の真相に迫ります。

八雲と御子柴がどのように講堂の呪いに立ち向かうのか、その結末はぜひ劇場でお確かめください！

DMM TVにてライブ配信を実施！！

DMM TVにてライブ配信の実施が決定しました。

劇場に観にいけない方はぜひ配信で楽しみましょう！

初日会見の様子をお届け！

ゲネプロ直前に初日会見も行われました。

＜登壇者＞

斉藤八雲 役：後藤 大

御子柴岳人 役：笹森裕貴

矢口皇聖 役：永田聖一朗

前山田一歩 役：田中涼星

原作：神永 学

ーー開幕を控えたお気持ちをお聞かせください。

後藤さん：初日ということで緊張しますが……　というとバイアスがかかってしまうので（笑）　全力で一瞬一瞬を楽しみたいと思います。よろしくお願いします！

笹森さん：今は本当にワクワクした気持ちと、ワクワクした気持ちと、ワクワクした気持ちと……

一同笑い

笹森さん：……頑張ります！！！(笑)

永田さん：囲み取材が3年ぶりになりますのでちょっと緊張しますが、素敵な囲み取材にできたらと思っています。よろしくお願いします！

一同：違う違う！！(笑)

　　　仕込み仕込み(笑)

永田さん：（笑） 　矢口は原作では女性なんですけれども、本作では引き続き男性の僕が演じさせていただきますので、舞台ならではの矢口を楽しんでいただけるようにがんばります！　

田中さん：この作品は一人一人がパズルのピースを持っているような感覚で、それをみんなで埋めていくような作業をしながら、最後にお客様ご自身が考察をして楽しめるような作品になっていると思います。一人ずつパズルを完成させられるように精一杯頑張っていきたいと思っております！

ーー神永先生に、第2弾への期待をお伺いできますか？

神永さん：一作目の終わりに三浦さん(脚本・演出)に、二作目の方が大変だよとプレッシャーをかけたんです（笑）

八雲の世界観を共有しながら、三浦さんの描く八雲を自由に表現してください、とお願いしていました。原作との違いをどうするのか、どう見せるのか、そしてとにかく三浦さんには僕を楽しませてください、とオーダーしました。すごく期待しましたし、シナリオを読んだときに、いい意味でやりやがったなと思いましたね。

「こう描いてきたか！」という部分もあったりして、二作目でものすごくパワーアップしているなと感じました。演出だけではなく、人間の心情的な部分で、原作との違いがあるのに、描かれている心情の部分はしっかりと八雲シリーズの深いところを突いてきていると感じているので、お客様の反応がどうなるのかもとても楽しみです。

ーー神永先生からみた通し稽古の感想を教えてください。

神永さん：最初に「やってくれたな！」と思いました。八雲の続編を書いているのですが、こんなに面白くされたら超絶書きづらいです（笑）

この舞台作品を超えなければいけないので、ここまで面白くしてきたか、という嫉妬もありましたね。

こんな描き方があったのか、このセリフの言い方があるのか、動き、視線……　と全部が刺激的で、本当に感銘を受けました。本番はここに照明やセット、衣装や小道具が完成されたものが入ってくるので、本当に楽しみです。

そして、僕もずっと一緒にいたわけではないのですが、カンパニーにすごくウェルカムな空気があって。尚且つそれぞれが自分の役に正面から向き合っていて、わからないことを聞いてくれたり、どうしたらいいかを相談しやすい空気で、みんなでいいものを作り上げていこうと一致団結しているなと感じました。

本当に結束力があって、これは面白くなるなと通し稽古の前から楽しみにしていました。

ーー本公演の見どころを教えてください

田中さん：僕は今回から出演させていただきますが、楽曲がどれも面白く、すごく素敵なものになっているので、特殊ミステリー歌劇ということで、普段では感じられないような楽曲を体感いただけると思っています。

また、この劇場を存分に使った演出もあるので、そのあたりも楽しんでいただけたらと思います。

永田さん：演出の三浦香さんが、神永さんが書いてくださった原作の世界観を大切にしつつ、それでいて歌劇なので楽しい空気もありつつ、そしてミステリーなのでハラハラドキドキする作品になっていると思います。細かい仕掛けとかもたくさんあるので、何度でも見ていただけたら嬉しいです。

笹森さん：稽古の段階から、キャスト全員がたくさん挑戦と失敗を繰り返して、演劇のあるべき形というのを僕自身改めて感じました。全員が最初から最後まで熱量を高く持って、この会場が壊れるくらいの気合いで届け切れば必ずいいものになると信じています。僕もこの作品にいち出演者として全うしたいと思っています。

後藤さん：歌劇八雲としては2作目になりますが、グレードアップした八雲を届けられると心の底から思っております。先ほど神永さんもおっしゃっていたように、カンパニーみんな仲良くて、話し合って緻密に作り上げているので、またこれから本番に向けて千秋楽までレベルアップして駆け抜けていけると思っています。

あとは、(三浦)香さんの小道具のギミックが本当に面白くて、細かくて、八雲の世界観といいシンフォニーを奏でていて……　そこも舞台ならではなので、楽しみながら精一杯やらせていただけたらと思っています。

ーー後藤さんから公演を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。

八雲シリーズはいろいろなメディアミックス展開をしていますが、舞台ならではのオリジナルの八雲をお届けできるように、みんなで一丸となって手を繋いで千秋楽まで精一杯駆け抜けていきたいと思っています。怪我のないように健康第一で、みんなでコミュニケーションをとりながら一つの作品を作り上げていきたいと思っています、よろしくお願いいたします！

他にも神永さんから、「三作目をやりたい！」　さらに、舞台のオリジナルキャラクターを原作に逆輸入するかもしれません、といった今後の八雲の展開に期待が高まるお話もありました。

そして何より、終始カンパニーのみなさんの仲の良さと熱量がたっぷり伝わってきた会見でした！

公演概要

©神永 学・講談社/歌劇「心霊探偵八雲」製作委員会