【ゲネプロレポート】新ミュージカル「スタミュ」スピンオフ team柊 単独公演「Caribbean Groove」

今年2月に千秋楽を迎えた『新ミュージカル「スタミュ」』。新作公演となる、新ミュージカル「スタミュ」スピンオフ team柊 単独公演「Caribbean Groove」が本日IMM THEATERにて開幕しました！　公演に先駆けて行われたゲネプロの様子をお届けします。

音楽芸能分野の名門・綾薙学園を舞台にした、青春ドタバタ・ミュージカルストーリー

「スタミュ」は、音楽芸能分野の名門・綾薙学園を舞台にした、オリジナルミュージカルアニメ。“憧れの高校生” を追って音楽芸能分野の名門・綾薙学園に入学した星谷悠太を主人公に、ミュージカル学科で夢を追いかける男子学生たちを描いた青春ドタバタ・ミュージカルストーリー。

ミュージカル「スタミュ」は、アニメ「スタミュ」を原作とした2.5次元ミュージカルで、2017年に初演を上演し、以降2020年までの間に7作品を上演しました。そして、しばしの幕間を挟み、今年2月に『新ミュージカル「スタミュ」』が開幕しました。

▼前回のゲネプロレポートはこちら♪

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前回は主人公の星谷悠太を中心に、彼が所属する「team 鳳」の物語が描かれ、今回はそのライバルである「team 柊」の劇中戯曲をミュージカル化したスピンオフ企画となります。

また今回は一部、二部と分かれていて、一部ではミュージカル「Caribbean Groove」、二部では、ドラマパート＆team 柊によるレビューパートが上演されます。

team 柊の贈るミュージカルを早速お届けします。

スピンオフ team柊 単独公演「Caribbean Groove」

5人のリーダーが率いる、血染めの海賊 “ブラッディ・ロジャー”

ー海に囲まれた小さな国。

王は国民の笑顔を祈り、住民は平和に暮らしていました。

しかし、ある日悲劇が……
その国は敵国からの襲撃に遭います。どうにか王は自分の子どもたちだけでも助かってほしいと、とある少年に自分の子どもたちを託し、命を落とします。

ー13年後。時は海賊黄金時代。

それからしばらく経った日。
カリブ海では、5人のリーダーが率いる血染めの海賊の噂が。
そのシンボルマークにちなみ、彼らは“ブラッディ・ロジャー”と呼ばれていました。

ーとある日、懐かしい場所に到着。

食糧調達のために立ち寄った場所に、アルベールは懐かしさを覚えます。
しかし、そこにいる住民の姿は飢えに苦しみ、疲れ切っている姿が……

アルベールは住民を助け、この国の現状を教えてもらいます。
この国は王が変わってから、変わり果ててしまったと……　
現在の王を倒すために、町の集会所にはレジスタンスが集まっていると耳にしたアルベールは、レジスタンスの元へ向かいます。

ーアルベールの失踪。

各自町での用事を済ませ、船に戻りましたが、アルベールの姿はありませんでした。

急なアルベールの失踪にクリスは激しく動揺します。

それもそのはず、クリスとアルベールは親友だったのです。

そんなクリスにさらなる予想外の出来事が……

ジョバンニがクリスに襲いかかったのです。

突然のことに、ティエラとアンリも驚きを隠せません。

クリスを救おうとするティエラとアンリですが、ジョバンニの口から衝撃の事実が……

急に船から消えたアルベール。
クリスが襲われた理由、そしてジョバンニが発した言葉とは……
彼らの秘密が明らかになるとき、5人の関係性も大きく動く……

ドラマパート＆team 柊によるレビューパート

第2部では、原作シリーズ構成・ミュージカル脚本を担当するハラダサヤカさんによる書き下ろしドラマパート♪
ここでしか見られないteam柊とその指導者である柊翼とのエピソードが楽曲と共に描かれます。

またレビューパートでは、ドラマパートとは違う曲が披露されます。

綾薙学園のスター・オブ・スターである「team柊」が贈る楽曲の数々は圧巻です♪

「team 柊」が演じる“ブラッディ・ロジャー”とここだけでしか観られないドラマパートに、素晴らしい楽曲の数々をぜひ劇場でお楽しみください。

囲み取材

ゲネプロの前には囲み取材も行われました。その様子もお伝えします。

Q1.自身が演じる役の見どころ

牧田：クリスは一部「Caribbean Groove」の劇中歌の中で過去・現在・未来と成長過程が見られる役どころです。大切なシーンがいっぱいあるので、そこを注目して見ていただけたら嬉しいです。

小椋：アルベールは基本冷静沈着でみんなの指揮を執るような航海士なんですけれど、途中でどうアルベールが崩れていくのか、冷静沈着じゃなくなっていくのか、というのをぜひ注目して見ていただけたらと思います。

中本：今回二部制の作品なんですけれど、一部と二部で役がそれぞれ違います。その中で『戌峰誠士郎』と戌峰誠士郎演じる『ジョバンニ』は全くキャラクターが違いまして、原作さんサイドからも劇中劇というものの中で「戌峰誠士郎というキャラクターを忘れてもらっても構いません。」というお話をいただきました。なので、一部と二部のギャップをお客さんに楽しんでもらえたらなって思います。

藤岡：ティエラは一見激しい印象だったり、かっこいい海賊というイメージがあると思うんですけれど、一人一人絆と親密な関係がありまして、それぞれに全然違う対応だったり、時には指揮を執らないといけない場面もあります。今回、小さいお子様ももしかしたら見に来ていただけるということなので、そんな男の子女の子に「こんな海賊いたらいいな。かっこいいな。」と憧れてもらえるようなキャラクターになっておりますので、全力で演じたいと思います。

新谷：アンリは最初臆病で戦うことが嫌いだったり、生意気ではあるけど可愛らしい少年なんですけど、それが後半になるにつれて成長していって、最終的に「若く果敢な王が、民と手を取り合い――」というセリフがあるんですけど、そこまでの成長過程が見どころですかね。

Q2.本作への意気込み、お客様へのメッセージ

新谷：一部では海賊のお話ということでシリアスな場面もあるんですけど、二部はそれとは打って変わって楽しいシーンが多いので、その差を僕たちの中で切り替えられたら、また新しく楽しめると思うので、それも含めて皆さんに楽しんでいただけるように頑張りたいと思います。

藤岡：今回、僕達が二世代目の「Caribbean Groove」ということで、僕達だけしか作れない「Caribbean Groove」が稽古で完成したと思います。IMM THEATERに小屋入りしまして、本番を迎えるたびにまた成長していく僕達を見届けてくれたら嬉しいなと思います。自信を持って僕達もステージの上に立ちますので、どうか見届けてください。

中本：僕はもう一言で「やるだけ」です。見に来ていただけるお客さんが、ブラッディロジャーの海賊の一員になったような気持ちにさせられたら僕達の勝ちだなと思っております。
二部は全力で楽しんでいただきたいです。

小椋：約1 ヶ月の稽古期間、みんな本当に心と体をすり減らして稽古に取り組んできたものを、やっと皆さんにお見せできるということがすごく楽しみです。一部と二部の質感が全然違うので、1 回の公演で 2個の舞台見たぐらいの楽しさを皆さんに味わっていただけたらと思います。千秋楽まで全員怪我なく走り抜けたいと思っていますので、皆さんも支えていただけたらありがたいです。

牧田：僕は「全力で楽しく」という言葉を自分の中で大切にしていて、やっぱりお客さんにも楽しんで帰っていただきたいし、僕達5人や他のみんなも「楽しかったね。」って言えるような作品に作り上げましたので、劇場に足を運んでいただいてそれを感じていただけたら僕は嬉しいので、ぜひ劇場に遊びに来てください。
また、2.5 次元作品への出演が2 作品目での座長という立場の僕をみんなが支えてくれたので、今日から恩返しできるような公演できたらなと思っております。皆さん、応援よろしくお願いします！

公演概要

©新ミュージカル「スタミュ」製作委員会