【ゲネプロレポート】3年の時を経て再演　ミュージカル「黒執事」～寄宿学校の秘密 2024～

2024年9月7日（土）に兵庫で開幕したミュージカル「黒執事」～寄宿学校の秘密 2024～。本日よりTOKYO DOME CITY HALLにて東京公演が始まりました。ゲネプロレポートをお届けします。

※以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

「寄宿学校編」を2021年の初演からパワーアップし再び上演

原作は、枢やなによる『黒執事』。2006年10月号より月刊「Gファンタジー」(スクウェア・エニックス刊)連載中の、全世界シリーズ累計3,500万部を超える大人気漫画です。

2009年の舞台化以降、これまで8度に渡って舞台化され「生執事」と呼ばれ好評を博しています。

本作は、4月～6月にて放送されたアニメ『黒執事 -寄宿学校編-』でも描かれた、原作14〜18巻の「寄宿学校編」を2021年の初演からパワーアップし再び上演されます。

新たなカンパニーで贈る“生執事”の様子を早速お伝えします。

英国屈指の名門寄宿学校・ウェストン校の秘密とは……

ー舞台は19世紀の英国。

ヴィクトリア女王の＜裏＞の仕事を請け負う＜悪の貴族＞ファントムハイヴ家。

その若き当主・シエル、そして万能執事であるセバスチャン。

しかし、セバスチャンの正体は“悪魔”でした。

シエルはセバスチャンが悪魔であることを知っていながら、自らの復讐を果たすために魂を対価に契約を結び、セバスチャンと行動を共にします。

ー女王から届いた依頼の手紙。

とある日。女王から一通の手紙が届きます。

その内容は、女王のいとこであるクレメンス公爵の息子デリックが去年の夏休みから帰省しておらず、その原因を調査してほしいとのこと。

シエルとセバスチャンはその原因を探るために、彼が通っている英国屈指の名門寄宿学校・ウェストン校に潜入します。

ー伝統と戒律に守られたウェストン校。

シエルは編入生として、セバスチャンは寮監として、ウェストン校に乗り込みます。

彼らを待ち受けるのは、伝統と戒律に守られた閉鎖空間でした。

ウェストン校は、主に13歳から18歳までの男子が通う6年制の学校で、寮生活をしながら勉学に励みます。

寮は4つに分かれていて、それぞれ特徴があります。

・特別高貴な身分の生徒が集まる「深紅の狐（スカーレット・フォックス）」

・武道やスポーツに長けた生徒が集まる「翡翠の獅子（グリーン・ライオン）」

・勉学に秀でた生徒が集まる「紺碧の梟（サファイア・オウル）」

・一芸に秀でた生徒が集まる「紫黒の狼（ヴァイオレット・ウルフ）」

その4つの寮を仕切るのは監督生の4人。プリーフェクト・フォー（通称：P4）と呼ばれ、不在の校長に代わって校内秩序の維持に務めていました。

このP4が校内の事情を知っているとにらんだシエルは、P4に早速あの手この手で取り入ります。

どうにかP4に取り入ったシエルは、早速デリックの情報を聞き出そうとします。しかし、「校長の決定」と濁され、情報は得られませんでした。

一方セバスチャンも先生からデリックの情報を得ようとするものの、「校長の決定」と言い、それ以上の情報は出てきません。

調査に行き詰ったシエルとセバスチャン。なんとか“校長”に会えないか探ります。

そんななか、6月4日のクリケット大会には顔を出すという情報を入手します。

しかも、その大会で功績を残した者は、校長が開催する“真夜中のお茶会”に招待されるとのこと。

シエルとセバスチャンはクリケット大会に出場し、真夜中のお茶会への参加を試みます。

二人は、ウェストン校の秘密を暴き、デリックの情報を得ることができるのか。

そして、“校長”の正体とはいったい……

ぜひ劇場であなたの目でお確かめください。

ライブ配信決定！

DMM TVでのライブ配信が決定しています。

Blu-ray＆DVD発売決定！

Blu-ray＆DVDが2025年4月23日（水）に発売されます。

公演概要

©2024 枢やな／ミュージカル黒執事プロジェクト