【ゲネプロレポート】阿部顕嵐さん主演！　舞台「桃源暗鬼」

2月17日より天王洲 銀河劇場にて開幕した 舞台「桃源暗鬼」。公演に先立ち行われたゲネプロの様子をお届けします。

※以下ネタバレがありますので、ご注意ください。

鬼の血を継ぐ一ノ瀬四季が主人公の物語。

四季が目を覚ますと、なぜか拘束され目の前には見知らぬ男の姿が……。

その男が言うには、この世界には鬼が存在し鬼の子孫のみで構成された組織「鬼機関」、鬼を排除するために桃太郎の子孫のみで構成された組織「桃太郎機関」が対立しているとのこと。そして、鬼機関の人員不足を解消すべく、覚醒した鬼が「鬼機関」 に入れるかを審査をしていると……

そう告げると、突如四季に襲い掛かります。困惑する四季でしたが、この状況を打破するために、覚醒します。

そう、四季は鬼の血を継ぐ者だったのです。鬼は覚醒すると自分自身でコントロールが効かなくなる暴走状態に。男はその力をコントロールできる者だけをその男は審査通過者として「鬼機関」に迎え入れ、逆に鬼の力をコントロールできない者はその場で排除するつもりでした。

「お前は不合格だ」と言い放ち、その男が四季を殺そうとした瞬間ーー

鬼の力を銃に変えて、その男に立ち向かいます。

そして、その男の圧倒的な強さを前にし、四季は「親父の仇を討つために弟子にしてほしい！」と懇願します。

実は四季がここに連れ去られる前に父親が何者かの襲撃に遭い、亡くなっていたのでした。四季は自分でも気づいていないものの、父親を助けるために鬼と化し暴走し、何者かを追い払ったのでした。

父親を襲った相手を倒すために強い力を求める四季でしたが、その男の回答は拒否。しかし、「俺の生徒になれ。」と言い、鬼機関の一員を輩出する「羅刹学園」へ誘います。

その男の正体は、「羅刹学園」の教員・無陀野無人。こうして四季は「羅刹学園」へ入ることになりました。

「羅刹学園」には個性豊かなメンバーが揃っていました。

皇后崎 迅、矢颪 碇、遊摺部従児、屏風ヶ浦帆稀、手術岾ロクロ、漣 水鶏の6人。楽しい学園生活を送ると思いきや、四季と皇后崎とは特に相容れず、初日から喧嘩。

そんな様子をみた無陀野から課外授業の提案が。

課外授業はチーム戦で行われることになり、四季と皇后崎と屏風ヶ浦で組むことになりました。

課外授業中にも関わらず、四季と皇后崎は闘いを始めます。

そこに巻き込まれた屏風ヶ浦は鬼の力を解放します。しかし、強靭な鬼の力をコントロールしきれませんでした。

屏風ヶ浦を制止しようとする四季と皇后崎。皇后崎がなんとか立ち向かおうとするものの、歯が立たず……　そんななかで四季は鬼の力をどうにか鬼の力をコントロールできるようになります。

課外授業を経て、芽生える友情。そんな矢先、「羅刹学園・京都支部」から連絡が入ります。

京都支部へ向かうとそこには、無数の負傷者と死体の山が……

あまりにもひどい現状に京都支部の教員・花魁坂京夜が支援を求めてきたのでした。花魁坂は各自に任務を依頼すると、四季だけを呼び出し、一人の少女の面倒をみるように伝えます。

この少女は芽衣。親を桃太郎機関に殺され、一人寂しくいました。

この一連の惨事には桃太郎機関が関わっているらしく……

京都で巻き起こる「桃太郎機関」との闘い。

自らの血に棲む“鬼”と出逢った四季の宿命とは———。

その様子はぜひ劇場でお確かめください。

キャストコメント

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公演概要

© 漆原侑来(秋田書店)／舞台「桃源暗鬼」製作委員会