【ゲネプロレポート】明治モダン歌劇「恋花幕明録〜前日譚〜」

明治モダン歌劇「恋花幕明録〜前日譚〜」が2024年2月8日に、IMM THEATERにて開幕しました。ゲネプロレポートをお届けします！

恋愛シミュレーションゲームが舞台化！

「恋花幕明録」は、「+ONE by イケメンシリーズ」の第1弾タイトルとして、株式会社アニメイトと株式会社サイバードによる共同制作ゲームプロジェクト。

戊辰戦争後の明治時代を舞台に歴史上の武士たちとの恋物語が繰り広げられます。

本作はこのゲームの「前日譚」。

新政府の一員となった元新撰組の斎藤一が過去の出来事を振り返るところから、物語が始まります。

ーーここから時代は少し前に遡り、幕府軍と政府軍による激しい戦いの渦中。

幕府軍側の新撰組の近藤勇・斎藤一・土方歳三。地上戦で苦戦を強いられる新撰組、局長の近藤勇も重傷を負ってしまいます。

海上戦も、幕府軍側・榎本武揚が劣勢。

一方、政府軍の西郷隆盛と部下の桐野利秋、そして木戸孝允。

優位な状況を見て、これ以上の攻撃はやめようとする西郷。彼に忠誠を誓う桐野は賛同しますが、木戸は彼らを殲滅する好機のはず、と反論します。

そして、幕府軍でも政府軍でもない、もう一つの勢力。エドワルド・スネルと森鴎外。

武士の心や国の行く末に興味はありながらも、直接の介入はしない二人、のはずですが……

エドワルドは、死んだ人間を”士花人（しかびと）”として蘇らせる実験を行っていたのです。

政府軍・幕府軍に、エドワルドの第三の勢力が加わることで、ここから物語はさらに加速していきます。

それぞれの思惑や想いが錯綜し、混沌を増す戦いの行方はぜひ劇場でお確かめください！

本作の見どころ！

その1：圧巻の歌唱パート！

力強く、ときには儚い声の楽曲で、それぞれが抱える想いが痛いほど伝わってきます。

その2：迫力満点の殺陣シーン！

刀と銃による濃厚な殺陣から目が離せません！

初日会見の様子をお届け！

ゲネプロに先立ち、初日会見も行われました！

斎藤 一 役：木原瑠生さん、土方歳三 役：上田堪大さん、桐野利秋 役：坪倉康晴さん、榎本武揚 役：輝馬さん、脚本・演出： ほさかようさんが登壇し、お気に入りのシーンや公演を楽しみにしているお客様へのメッセージが語られました。

お気に入りのシーンや見せ場を教えてください

木原瑠生さん
旧幕府軍として、新撰組の三人、特に土方と斉藤がどんどん成長していく姿が、舞台を通じて見どころかなと思いつつ……お気に入りのシーンは桐野の歌です！　そこから始まるなんとも愛らしい、儚いワンシーンがとても好きです。

上田堪大さん
桐野の歌も捨てがたいですが、エドワルド・スネル役の藤田くんのとあるシーンがかっこよくて色っぽくて、すごく素敵でお気に入りです！

坪倉康晴さん
僕自身のキャラクターでいうと、政府軍の三人の関係性、特に桐野と木戸との関係性がどうなっていくのかが見どころです。
そして、一番お気に入りのシーンはやっぱり西郷さん！西郷さんとある男の刀で語り合う一騎打ちが熱く演出されていますので、みなさんお楽しみに！

輝馬さん
僕はですね……僕だけを見ててください！僕が出ているシーンは全部お気に入りのシーンでございます。（笑）
というのはちょっと置いておいて、お気に入りのシーンは、旧政府軍と新政府軍の戦うところです。
時代が移り変わるお話なので、男たちが魂をかけて戦っている姿を見ていただけたらと思います。

本作はゲームで描かれるものの前日譚ということでどのようなところが魅力となっているでしょうか？

ほさかようさん

せっかく舞台なので、双方向性の芸術だと思っていますので、お客様が恋をしていただくシーンをたくさん作りたいなと思いました。群像劇になっていますので、シーンごとに主役が入れ替わり、どのシーンでも誰かの見せ場を、歌や殺陣、芝居など様々な手法を用いてみんなが魅力を十二分に表現してくれています。お好きなタイプをお選びいただき、お好きなシーンを気に入っていただけたらと思います！

公演を楽しみにしているお客様へのメッセージ

ほさかようさん

幕末の時代ということで熱い戦いだったり、中には怖いシーンもたくさんあると思いますが、アンサンブルも含めて魅力的な人物像になっていると思いますので、その中からお気に入りを見つけていただけたらと思います！

ゲーム本編のファンのみなさまも必ず楽しめる作品になっていると思いますので、よろしくお願いいたします。

輝馬さん

前日譚、エピソード0ということで、本編ではないスタートでしか見られない関係性に注目して見ていただけたらと思います。今後この作品を愛する上で、この0の部分を知っておくことで、今の1.5倍、２倍と膨れ上がって、もっと好きになれると思いますので、ぜひ過去の話に注目して見ていただけたらと思います。

坪倉康晴さん

前日譚ということで、原作よりも関係性が違う形になっていることも含め、どう次に繋がっていくのかというワクワク感も、僕たち自身も楽しんでいます。加えて歌劇ということで、歌もすごい迫力で楽しんでいただけると思うので、全部含めて楽しんでいただけたら遠も追います。

上田堪大さん

どのキャラクターも魅力的でどのシーンも目が離せないと思います。

細かいところから大きいところまでみんなで一丸となって作り上げてきましたし、ほさかさん始め、スタッフのみなさんが裏で支えて下さったからこそ今があると思います。怪我なく全公演無事にできるよう頑張っていきたいと思っています。

木原瑠生さん

歌劇ということで、本当に今回のキャストはすごいんです！　ほさかさんが以前SNSで言われてましたけど、歌で凄すぎて笑ってしまうということがこういうことなんだと僕も稽古場から肌で感じておりましたので、みなさんも歌の迫力に負けずに見ていただいて、武士たちのそれぞれの思い、何かを成し遂げたい思いで命をかけて戦う姿を見ていただきたいと思っています。

ニコニコ生放送にてライブ配信決定！！

明治モダン歌劇「恋花幕明録～前日譚～」 Blu-ray発売決定！

公演概要

©歌劇「恋花幕明録」製作委員会